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■( ^ω^)ブーンは高貴なる牛乳のようです

3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/18(土) 23:57:00.17 ID:O8qqdKP+O
  これはどこか遠く、きっと違う世界での話。

  牧場を囲う小屋でおじいさんは頭を抱えていました。

  (´・ω・`)「ハァ………今月で○×スーパーへの配送も打ち切りか。今年も赤字だな」

  おじさんはテーブルに置かれた自慢の牛乳を手に取ります。
  瓶のラベルにはブーン牛乳と誇らしく字が描かれています。


  (´・ω・`)「うちの牛乳は何でこんなに人気無いんだろうね?」

  ( ^ω^)「きっと近いうちに大繁盛するお」

  (´・ω・`)「はて、今何か聞こえたような………? 気のせいかな」

  耳穴を描きながら、ショボンおじさんは外にいる牛の様子を見に行きました。
  誰もいなくなったテーブルに、牛乳がポツリ。
  その牛乳は、自信を持った声でこう言い放ちます。



  ( ^ω^)「ブーン牛乳は日本一美味い牛乳なんだお!
       僕がそれを証明してみせるお!」



  ( ^ω^)ブーンは高貴なる牛乳のようです。



4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/18(土) 23:58:38.25 ID:O8qqdKP+O
  それから数日後

  とあるスーパーの牛乳コーナ

  ここに集まる牛乳達による人には聞こえない雑談の声を特別に聞かせてあげましょう。



  ( ゚∀゚)「今日も売れ残っちゃったねwww」

  ('A`)「ワロスwwwてかもう慣れたしwww」

  ( ^ω^)「プライド無いやつらだお。そんな事だから売れ残るんだお」

  mO(;∀;)Om「賞味期限が近くて2割引きシール貼られてるブーンさん、マジパネェっすwww」

  ('A`)「そろそろ腐ってんじゃないの?www」

  ( `ω´)「う、うるさいお! 客の見る目が無いだけなんだお!!」

  ( ;∀;)「ひぃー、明日は3割引きシールだね」

  ('∀`)「明後日は半額っすね」





  ( ´ω`)


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:01:12.36 ID:Opjy4UXTO
  スーパーの閉店時間。
  この日も牛乳であるブーンは売れ残ってしまいました。


  ( ´ω`)「おかしいお、こんなはずじゃなかったお。
       本当なら朝一に買われてなきゃおかしいんだお」

  ( ´ω`)「僕が売れなきゃ折角の美味しさが伝わらないお
       飲んでくれなきゃ味なんて分からないお………」


  ブーンが自信を失いかけたその時、無人のスーパーの中でガチャンと物音がしました。
  その音に覚えのあるブーンは溜息を吐きました。



  ( ´ω`)「またおまえらかお」



  牛乳コーナの下では小さな猫が三匹、ブーンを見ながら鳴いていました。
  他の牛乳達は寝ていて気付きません。


  ( `ω´)「あっちへ行けお! おまえらなんかに飲ませるほど僕は落ちぶれちゃいないお!」

  ブーンは一喝します。しかし猫達には全く効果がありません。

  ( ´ω`)「僕は高貴な牛乳だお。ショボンおじさんが育てた牛から取れた牛乳なんだお」



  ( つω`) 、



  ( ^ω^)「明日は三割引きシールが付くお。安いお。きっと買ってくれるはずだお!!」

  夜のスーパーでは、ブーンの「えいえいおー!」という掛け声と子猫の鳴き声が遅くまで響いていました。


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:04:48.12 ID:Opjy4UXTO
  次の日

  ブーンはいずれ自らの身にもおこりかねない出来事をこの日、目撃し体験する事になります。

  (´・_ゝ・`)「この牛乳はもう駄目だな、これも。あとこれも」

  (;><)「わかんないんです!わかんないんです!」

  ノハ;⊿;)「廃棄処分なんて嫌だぁぁあああ!!」

  (-_-)「無念………」

  次々に古株の牛乳達が店員によって回収されていきます。
  ブーン達はその光景が怖くて見ていられません。



  (;A;) ((( ∩ω∩))) ( ;д;)



  あらかた回収し終わった店員は、ブーン達に近付きます。

  (´・_ゝ・`)「そういやこれも………」

  その店員の手は、ブーンへと伸びていきます。



  Σ('A`;)「ブーン!」

  Σ(゚∀゚;)「やっべぇ!!」

  ( ;ω;)「嫌だ…嫌だお」


  しかし、無情にもブーンの瓶は店員に持ち上げられました。


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:06:57.07 ID:Opjy4UXTO
  ( ;ω;)「嫌だおー!!」


  (´・_ゝ・`)「賞味期限いつだ? これは三割引きシール貼らないといけないな」

  ペタリと店員はブーンに三割引きシールを貼付けると、元の位置に戻しました。



  ( ;ω;)「はぁ………はぁ………はぁ………」

  (;'A`)「よかったなブーン」

  (;゚∀゚)「今のはさすがの俺もダメかと思っちまったよ……」

  ブーンにとって恐怖で締め付けられた時間が終わりました。



  しかし結局この日もブーンは売れ残ってしまいます。



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:10:11.91 ID:Opjy4UXTO
  だけど、夕方近くにひとつだけ嬉しい出来事が起こりました。
  ブーンの右隣にいたジョルジュが売れたのです。


  ((( ゚∀゚)))「おお!?」

  (・∀ ・)ノ■ 「牛乳だぞー、俺は牛乳飲むんだぞー」

  なんとなくアホっぽい子供に買われて行きました。

  ('∀`)ノシ「おめでとうジョルジュ! 美味しく飲まれろよー!」

  ( ^ω^)ノシ「羨ましい、羨ましいお。達者でなー!」

  ( ;∀;)「ありがとう! ドクオにブーン! ありがとぉぉぉおおお!!!」

  ジョルジュはそのままお菓子と共にレジへと運ばれて行きました。



  ('A`)「行っちゃったな」

  ( ^ω∩) 、「うん…」

  ('A`)「寂しくなるな」

  ( ^ω^)「僕達もすぐに買われるお! ジョルジュに続くんだお!」

  ('∀`)「そうだな。そうだといいな」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:12:18.63 ID:Opjy4UXTO
  次の日。ブーンはいつも以上にやる気でした。
  今日は日曜。お客さんがたくさん来ます。
  無論その分だけブーンが売れる可能性が高まります。


  ≡( ^ω^)「美味しいおー! 美味しいブーン牛乳だおー! 買ってくれおー!」

  (^ω^ )≡「飲んでみたら分かるおー! ショボンおじさんの牛乳だおー! 絶対に美味しいんだおー!」


  ブーンは声が枯れるぐらいの声量で呼び込みをかけます。
  しかし悲しいかな。その声が人間に届く事はありません。



  ( ^ω^)「美味しいよー!」

  ( ^ω^)「美味しいんだおー!」

  時間だけが過ぎます。
  牛乳は買われていくのですが、誰もブーンに手が伸びません。



  やがて、夕方を迎えます。


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:15:08.65 ID:Opjy4UXTO
  (;^ω^)「ア"ー、アー、アッー! 喉が潰れたみたいだお」

  ('A`)「頑張りすぎだよ」

  (;^ω^)「ぢくじょう! なんでみんなブーンを買わないんだお?
       大魔法『ブーン牛乳だ・け・スルーすぅる~』が発動してるのかお?」

  ('A`)「なにそのピンポイント攻撃魔法?」

  何だかんだでドクオも売れ残っていました。
  どうやら二人は不遇の星の下に生まれたようです。


  しかし、そんな不遇も一変する転機が訪れます。



20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:17:41.16 ID:Opjy4UXTO
  二人の前にひとりの若い男性が止まりました。

  ( ・∀・)「………」

  男はブーンとドクオを交互に見比べます。

  (;'A`)

  (;^ω^)

  ( ・∀・)「安いのはどっちだ?」

  ブーンの心臓の音が跳ね上がりました。
  心臓なんてありませんけどね。

  ブーンには今、三割引きのシールが貼られています。
  対するドクオは二割引きシール



  ( ・∀・)「こっちか」


  男性の手が伸びます。
  ブーンはこの時、直感のようなものを感じてました。

  ( ^ω^)。o(スマンお、ドクオ………選ばれたのは僕みたいだお)



  しかし男性が掴んだのはドクオの方でした。


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:19:41.37 ID:Opjy4UXTO
  (*'∀`)「お?w」

  (;゚ω゚)「なん…だと…?」


  思わずブーンはブ○ーチの名台詞を言ってしまいます。
  どうやら元の値段がドクオより高かったせいで、三割引きでも二割引きのドクオを下回れなかったようです。



  (*'∀`)「ブーン今までありがとなー! 頑張れよー!」

  (;^ω^)「お、おうよ! 言われなくても僕は頑張るんだお! おめでとおー!!」



  ( ´ω`)



  口ではああ言ってドクオを見送ったものの、ブーンは落胆を拭い切れませんでした。
  すでに閉店時間間際。もう残された時間も少ないです。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:21:56.60 ID:Opjy4UXTO
  (  ω )「僕には使命がある」

  (  ω )「ショボンおじさんのこの牛乳を大繁盛させる」


  ( ^ω^)「その為にも、絶対買われて飲んでもらうんだお!」

  ( `ω´)ノ「うおおー!! 燃え上がれブーン!! やってやるおぉぉおおお!!!!」

  再燃した闘志。
  ブーンは最後の気力を振り絞り、朝と同じぐらいの気迫で呼び込みをかけました。


  (^ω^ )≡( ^ω^)「買ってくださいおー!!!」


  そして。閉店時間。



  ( ;ω;)「うっ…うっ…うっ…」

  ブーンは売れ残ってしまいました。
  とうとう半額シールまで付けられ、撤去は明日の朝過ぎのようです。


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:24:18.37 ID:Opjy4UXTO
  ( ;ω;)

  明かりが消えても、夜が深まっても、ブーンの泣き声はずっと続いていました。

  ( ;ω;)

  やがて、闇が完全にブーンを覆う中、それはやって来ました。



  「にゃー」


  「にゃー」



  ( ;ω;)


  ( ∩ω∩)


  ( ^ω^)「おまえらかお。店員に捕まって保健所送りにされればいいのに。全く店員はアホばかりだお」

  「にゃー」

  ( ^ω^)「おまえらもおまえらだお。わざわざここまで入って来て、いつも何もせず帰るってアホかお。
       あ、そっかここまで昇ってこられないのかお。ざまぁwwwww」



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:27:35.70 ID:Opjy4UXTO
  「にゃー」

  ( ^ω^)「………おまえら結構やつれてるおね、猫も案外辛い人生だお」

  ブーンは自らの人生とショボンおじさんを思い浮かべます。



  (  ω )「僕は一体なんの為に生まれたんだろう?
       結局捨てられる為の人生だったのかお?」



  ( ;ω;)「ごめんおショボンおじさん。おじさんの牧場、潰れるのかお? 僕はもう生まれないのかお?」

  ( ;ω;)「おーんおーん………」

  不安が溜まり、堪え切れずブーンはむせび泣きます。
  そんなブーンの上蓋をいつの間にか昇っていた一匹の子猫が舐めます。
  後の二匹も上に昇ってブーンを舐め舐めします。

  ( ;ω;)「うはw やめろおwwwおまえらくすぐったいおwwwww」


  ( ^ω^)「慰めてるつもりなのかお? てかここまで昇れるなら紙パックの牛乳でも食い破ればいいだろうに。
       変な猫だお」



  ( -ω-)



  ( ^ω^)「よし。おまえら僕を倒せお。そして地面に叩きつけろお」


  いきなりブーンはとんでもない事を口にしました。
  対する猫達は「にゃー?」と首を傾げるような仕草をします。


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage]:2008/10/19(日) 00:28:35.74 ID:Opjy4UXTO
  ( ^ω^)「おまえらに高貴なる僕を飲ませてやるって言ってるんだお。
       どうせ僕は明日には廃棄されるんだお。例え猫でも飲まれた方が大分マシだお」

  ( ^ω^)「さあ遠慮はいらないお! 思い切り押して地面に落とすんだお!」


  ブーンは猫達にはっぱをかけます。
  猫達は少し迷ったように沈黙を続け、やがて「にゃー」と鳴きながらブーンを引っ掻いたりして
  外側に押していきます。


  ( ^ω^)「頑張れお! もうちょっとだお!」

  瓶はとうとう端にまで迫りました。あと一押しでブーンは下に落ちます。
  猫達は躊躇しません。


  そして―――



  ガシャン!!



  ブーンは棚から落ち、瓶は割れて、中身が飛び散ってしまいました。
  地面にはブーンだったものが広がっていきます。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:30:03.06 ID:Opjy4UXTO
  (ヽ^ω^)「うむw 我ながら綺麗な飛び散りっぷりwwwww愉快愉快wwwww」


  白い牛乳が月夜に照らされて輝きます。
  それはブーンの末路を慰めるかのような、優しい光。


  猫達はミルクを前に、棚から飛び降りて舐め始めました。


  ブーンは自分が消えていく感覚を味わいながら、どこか遠くを見ています。
  果たして見ているのか。もう見えないのか。



  (ヽ^ω^)「おまえらこのブーンをタダで飲ませてやってるんだお。だから最期に僕の話でも聞いてけお」


  ブーンは笑顔でした。
  笑顔のまま、聞いているかも分からない猫相手に話をします。


  (ヽ^ω^)「僕は高貴なるショボンおじさんの牛乳だお」

  (ヽ^ω^)「でも僕はやっぱり牛乳でしかないお。だから誰かに買われて美味しく処理してもらいたいお」



  ブーンが話してる間にも猫達が彼を舐めて、飲んでいきます。

  ブーンは、少しずつ、いなくなっていきます。


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:32:24.29 ID:Opjy4UXTO
  (ヽ^ω^:「幸せな家庭の奥さんに買われて朝食のお供に一杯なんていいおね」


  (ヽ^ω^:;「料理に使われるのもいいおね。シチューやケーキとかに使われたら最高だお」


  (ヽ^ω;:.「僕を飲んだ人はその美味しさにまた僕を買いに来るんだお。
       そしたらその美味しさが人づてで広まって………」


  (ヽ^;:',.「ショボンおじさんの牛乳は大繁盛なんだお! おじさん大喜びだお!」


  (ヽ;.:',「………ショボンおじさん元気かお?」


  (:;',.「大繁盛…出来なかったお、ごめんお………ごめんお………」


  :';.,「ブーン…牛乳…日本一………おぃ…し…………」


  ;.',「……」










35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:38:58.09 ID:Opjy4UXTO
  それからどうなったか。
  では少しだけお話しましょう。


   ― ショボン牧場 ― 

  (´・ω・`)「経営は思うようにいかない。赤字ばかりだ。もう…続けていけないな」


  ジリリリリリ


  (´・ω・`)「ん。電話か。気が重いな」

  (´・ω・`)】「はいもしもしこちらブーン牛乳。あ、どうも△□スーパーさん。
        うちの牛乳お断りの話ですか? え? 違う?」

  (´・ω・`)】





  (´゚ω゚`)】「追加注文ですか!? え? そんなに!? ど、どどどうもありがとうございます!!!!」

  ガチャン


  (´-ω-`)「ふぅー」

  (´・ω・`)「急だな。一体どうしたんだろう?」



  それは少し前に遡ります。

  ブーンがいたあのスーパーでは、ある奇跡が起きました。


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:40:22.03 ID:Opjy4UXTO
  (´・_ゝ・`)「あー、またいるよこの猫! しっし!」


  店員が追い払っているのはあの猫三匹。
  彼らはあの後、この牛乳売り場に居着いてしまいました。

  とは言っても、いつもいる訳ではありません。
  彼らは決まって、ブーン牛乳が売れ残ってる時にだけこうしてやって来ます。


  (´・_ゝ・`)「なんなんだよ全く」

  从'ー'从「あ~いつもの猫さんだ~」

  (;´・_ゝ・`)「あ、いらっしゃいませー」

  「にゃー」

  从^ー^从「うん。君達が教えてくれたこの牛乳すごく美味しいよ~。今日もこれを買いに来たんだ~」

  女性客は棚からブーン牛乳を取ると、猫三匹にバイバイと手を振りながらレジへと歩いていきました。


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:43:54.62 ID:Opjy4UXTO
  (;´・_ゝ・`)「ありがとうございましたー」

  (;´・_ゝ・`)「最近あの人ブーン牛乳ばっかり買ってるけどお腹大丈夫だろうか?」



  ('、`*川「お? いつもの猫ちゃん達じゃないかい。という事はいつもの余ってるのかい?」

  (;´・_ゝ・`)「いらっしゃいませー」

  ('、`*川「ブーン牛乳取ってくれないかね」

  (;´・_ゝ・`)「あ、はいどうぞー」

  店員はブーン牛乳を取ると、年輩の女性客に手渡しました。

  ('ー`*川「じゃあね猫ちゃん達」

  (;´・_ゝ・`)「ありがとうございましたー」




43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:48:00.26 ID:Opjy4UXTO
  (;´・_ゝ・`)「………あのおばちゃんプギャー牛乳好きじゃなかったっけ?」


  店員は汗を拭うと、ふと視線を猫達に向けます。



  (´・_ゝ・`)「何だろうな、この猫達が来てからブーン牛乳の売れ行きがすごい事になってる」

  (,,゚Д゚)「おいブーン牛乳切れてるぜゴルァ!」

  (´・_ゝ・`)「あ、はーい奥から持ってきまーす」




  猫がお勧めする牛乳の噂は段々広がります。

  それに元々ブーン牛乳はとても美味しい牛乳なのです。

  あっという間にブーン牛乳は日本で一番有名な牛乳へと成り上がりました。

  その忙しさたるや、ショボンおじさんが目を回して全く追いつかない程に。



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:49:53.01 ID:Opjy4UXTO
  本当に本当に大人気で

  飲んだ人は口を揃えて、「美味しい」「美味しい」と絶賛します。



  今日も各地のスーパーにはブーン牛乳が並んでいます。

  ショボンおじさんが育てた牛から取れた、美味しくて、高貴なる牛乳。

  ほら、耳を澄ませたら彼の声、聞こえてきませんか―――?





  ( ^ω^)「ブーン牛乳は日本一美味い牛乳なんだお!
       嘘だと思うなら僕を買って飲んでみるんだお!」







  おしまい


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2008/10/19(日) 00:52:22.94 ID:Opjy4UXTO
終わりでーす。
文量、少なかったですね。あはは…。


なんとなくこれを見て明日半額の牛乳でも買っていただけたら幸いでございます。


読んでくれた皆様ありがとうございました!




ニュース速報VIP板「( ^ω^)ブーンは高貴なる牛乳のようです」より

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