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■( ,,゚Д゚)ギコが生ける屍の謎に挑むようです 第三夜~~生き人形~~

( ,,゚Д゚)ギコが生ける屍の謎に挑むようです まとめページ
第一夜~~切っ掛け~~
第二夜~~謎の少女と五人の贄~~


3 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:37:59.62 ID:BwStFBh1O



『それは、悲しみの結晶。怒りの化身。恨みの塊』



『幾百もの身体を繋がれ、命を吹き込まれた生きた人形』



『幾千もの無念が込められた、呪いの人形』



『屍の上に立つソレは、何時までも笑ってる』



『まだ見ぬ“心”と“目”を求め』



『お前が来るのを待っている』



( ,,゚Д゚)ギコが生ける屍の謎に挑むようです

第三夜~~生き人形~~



4 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:40:20.00 ID:BwStFBh1O




『―――ぇってば!!ねぇ!!ギコ君ったら!!!!!』



「――……んんっ、あぁ?」


(*゚ー゚)『もう、畳で寝たら身体痛めちゃうよ』


( ,,ーДー)「おう、すまねぇ。しぃ。今何時だ?」



『ギコくんたらっ!もう一時よ!!お昼じゃなくて夜のね』


聞いてビックリした。俺はあのまま七時間近く寝てしまっていたのか。




5 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:45:07.45 ID:BwStFBh1O


寝汗が酷い、着ていたワイシャツが透けてしまうほどに濡れていた。



( ,,ーДー)「ああー、やっちまった。気持ちわりぃ」


(*゚ー゚)『私のコロン使いなよ』


( ,,ーДー)「いや、もう風呂はいるわ」



(*゚ー゚)『だめだよー、今から出掛けるんだからー』


あれ?そういえば―――……






「……あれっ?布団がないぞ」


6 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:46:28.00 ID:BwStFBh1O



『なに言ってるのよ、ギコくん。今から見に行くんだから……』


















(*^ー^)『生き人形の、儀式をね』


8 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:49:18.91 ID:BwStFBh1O



昼でも暗いと思った道は、午前一時ともなると本格的に暗かった。


まるで何も見えない。



『付いて来い』



居間にいた金髪が持っている懐中電灯の僅かな灯りだけが頼りだった。


『ったく、どんなけ山んなかなんだよ。足が棒になっちまうぜ』


『鍛え方が足りないモナ、まったく最近の若い奴は……』



俺が眠っている間に皆、随分フレンドリーになったものだ。




10 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:52:43.21 ID:BwStFBh1O


「なぁ、しい。俺がいない間どんな話をしてたんだ?」


『うーん、普通のことだよ。身の上話みたいなのをしてたの』


「ふーん」


『モナ-さんってね、凄いんだよ!!水泳でオリンピックの代表候補に選ばれたことがあるんだって!!!!』



なるほど、確かにあの軽い足取りを見るかぎりまんざら嘘でもなさそうだ。



『それからね、モララーさんは夢を売ってるんだって』


しい、それは詐欺師だ。おそらく先頭の金髪の事だろう。


『ハインちゃんは地元の大学生なんだって』


「そうか……」


13 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:53:34.98 ID:BwStFBh1O



職業も格好も全員バラバラ。なんの共通点のない俺達がここに集まったのは、偶然ではなかった。



「それで、生き人形の話はどうなった?何かわかったのか?」


『あれれー、ギコくんは興味ないんじゃないの?』



「別に……なんとなくな」



『うーん、コレと言って得られる物は無かったかな』



「そうか」


あの黒髪の少女の事、しいに話そうか迷った。


『あっ!そうそう。そういえばね!!』


15 名前: >>13と>>14の間ぬけました 投稿日: 2008/11/10(月) 02:01:48.90 ID:BwStFBh1O



しかし、俺の思考はしいの言葉に途切れた。



『あのね、一緒じゃなかったの』


「なにが?」


『私達がコレから見ようとしている人形の容姿が違ってたのよ。

私とハインさんは綺麗な長髪黒髪の女の子だって言ったんだけど』



綺麗な長髪、そして黒髪。







川 ゚ -゚)


14 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 01:57:30.54 ID:BwStFBh1O


一人の少女が俺の頭を過った。



「それで?」



『でもね、モナーさんとモララーさんは金髪だっていうの』


一瞬、あの少女が生き人形なのか、なんていうふざけた考えが浮かんだが、ソレはないだろう。



「まぁ、噂だ。誰も見てないんだから、右往左往して屈曲した伝わり方をしたんだろ」



『うーん、そうなのかなぁ』



もし、あの二人の話が信憑性を持つものならば、きっと生き人形は金髪だ。

だが、口には出さなかった。


16 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 02:03:42.89 ID:BwStFBh1O





シャリ、シャリっと夜露を含んだ地面を静かに噛み締める。生温い風にのって、しいに借りたコロンの匂いが鼻にあたる。



『見えたぞ』



金髪が持つ懐中電灯によって、古びた石段が映し出された。



『この上だな』


「あのー、ちょっと良いか?」


『どうしたんですかモナ?』


「いや、その……仮に今から行く場所に例の生き人形があったとして、どうやって封印するんです?

今日はソレを封印するところを見に来たんですよね?」


18 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 02:08:26.21 ID:BwStFBh1O



『モナモナww勿論私達が封印するわけじゃないモナ。霊媒師の方が上で待っていることになってるモナ』


違和感が隠しきれない。霊媒師がいたとしても、何故こんな夜更けなんだ。



一般的に霊の活動が盛んなのは丑三つ時である午前二時だ。


それは俺でも知っている。

それなら、何故こんな時間に儀式をするんだ。










これじゃあまるで―――……


19 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 02:10:24.79 ID:BwStFBh1O



『まったくwwしいの彼氏はビビリだなwwww』


『ちょっと、ハインちゃん!!ギコくんは心配してるだけなんだから』



なんと言われよう構わない。


それよりも危惧すべき事があるのだから。


「しい」


『うん?どうしたの?』


「もしもの事があったら、絶対に目を開けるな。なにがあってもだ」



『えっ?ギコくん、どうしちゃったの?』



20 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 02:11:29.58 ID:BwStFBh1O










「頼むから、誓ってくれ。絶対に目を閉じてろ」



『……うん、わかった』













21 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 02:13:16.67 ID:BwStFBh1O





光、光が見えた。


( ・∀・)『おっ、雰囲気あるじゃん』


それは松明。寺社の境内のど真ん中に置かれた微かな灯り。


その灯りは、後ろに静かに聳える本堂を映し出していた。


( ,,゚Д゚)「ここか……」


どう見ても廃墟だった。

境内は荒れ放題。


何十年、いや、何百年もの間、誰一人立ち入らなかったかのように、賽銭箱ですら腐朽し足を踏みしめるたび、そこかしこに散乱した枯葉や枯枝が嫌な音を立てる。






22 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 02:18:13.72 ID:BwStFBh1O



( ´∀`)「想像以上モナ……」


从 ゚∀从「ああ……」


( ・∀・)「………」


あのオカルトマニア達でさえ言葉を失っている。




皆が茫然としている間に、一瞬、辛うじて形を保っている本堂から長い黒髪が踊ったのを見たのは俺だけだったかもしれない。




     『よう参られました』



本堂の中から聞こえてくる声は、意外と若々しかった。


49 名前: 塾の合間にちょっとだけ 投稿日: 2008/11/10(月) 17:43:49.62 ID:IP/ehDB7O

( ・∀・)『……おいでなすった』

そして、本堂から現れた女に












川 ゚ -゚)『遠路遥々、よう参られました。皆様方』


見覚えがあった。


50 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:44:23.03 ID:IP/ehDB7O


从 ゚∀从『へぇー、アンタが除霊師様かい?随分若いじゃん』


川 ゚ -゚)『いかにも、私が今夜、この神社に伝わる実に醜き【生き人形】を払うために使わされた者である』



しかし、大分声質が違う。俺の知る彼女の声は、もっとこうがしゃれてて、そう。













―――幾年も齢を重ねた老婆の様な


51 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:45:07.09 ID:IP/ehDB7O


格好は、白の装束。まるで死人のように白い肌。

整った長髪、大きな二重瞼の瞳。


その全てのパーツが洗練されていて






―――いや







洗練されているのだが、どうにも美しいとは思えなかった。


53 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:46:26.39 ID:IP/ehDB7O


川 ゚ -゚)『………』







『ねぇっ、ギコくん。あの人、ずっとギコくんの方ばかり見てるよ』



目が合う。



川 ゚ -゚)『………』



川川 )



なにも言わず、本堂の奥へと消えた。


54 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:47:03.74 ID:IP/ehDB7O



(*´∀`)『じゃあ私達も行くモナ』


从*゚∀从『おう!!』



黒髪の女の子の消えた方へ、なんの疑念も持たず進みゆく三人。


予想外の雰囲気に興奮を隠しきれない様子だった。






「ん?どうした、しい」



『ギコくん……やっぱり私、恐いわ』


しいは逆に恐がっているようだった。


56 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:47:43.14 ID:IP/ehDB7O


「どうする?やめるか?」


数秒、しいは考えるような素振りを見せたが



『ううん、やっぱり行く』


「そうか、大丈夫。なにがあっても俺が護るから」



『………うん』





58 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:48:40.52 ID:IP/ehDB7O

外も荒れ放題だったが、なかも凄かった。


足の踏み場もない、っていうのはこういう部屋のことを言うんだろうなっと暢気なことを考えていた。




その時の自分を、殴れるものなら殴ってやりたい。






本堂の中には、一つの大きな大きな丸いテーブルと、五つの椅子があった。



そしてその頭上。古ぼけたご本尊を嘲笑うかのように、一体の、いや、一人の少女が眠っていた。



「金髪……か……」


59 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:49:34.07 ID:IP/ehDB7O

『見るモナ!!やっばりモナーが正しかったモナ!!!!』


『うるせぇよ、オッサン。静かにしてろ』




川川 )『この人形は、室町初期、一人の尼によって創られました』



少女の言葉が始まった途端、一気に空気が重くなったのを感じた。


誰も口を挟めないような、そんな空気。



川川 )『今日お集まりの五人の御客人。ようこそ、おいで下さいました』



川川 )『立ち話もなんです、どうかそちらの椅子にお座りください』



女に促され、俺達は静かに腰を降ろした。


60 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 17:51:06.44 ID:IP/ehDB7O

椅子の感触は固く、暗くてよく見えなかったが木ではなく、鉄で出来ているようだ。



川川 )『では、人形封印の儀を執り行う前に、少し私の話を聞いていただきましょう。それに、ちょっとした準備もございますので』



川川 )『その昔、小さな小さな片田舎に、一人の娘がおりました』




川川 )『気立ても良く、容姿も美しい。どこかの貴族のところに嫁にいくのではないか、などと噂されるぼどだったのでございます』




川川 )『そんな女を嫁に貰いたいと思う男は数知れず、そして女は村の外の有力な権力者の許に嫁いだのでありました』


61 名前: 授業いってきます、くそっ 投稿日: 2008/11/10(月) 17:52:48.86 ID:IP/ehDB7O



川川 )『しかし、数年後。女は帰ってきました。ボロボロの布切れを纏い、ドロドロに身体を汚しながら』



川川 )『村人は尋ねました。【どうして帰ってきたのか?】と』




川川 )『女は………』



川川 )『女は【自分は子を産めぬ身体】だと涙ながらに語りました』




川川 )『この時代の女に、子を産めぬというのは、何よりも辛い事でした』




川川 )『【私にはもうこの村しかありません、どうか私をここにおいて下さい】そう女は頼みました』



82 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:16:54.94 ID:+xGq4Y6kO


――――しかし








川川 )『嫁ぎ先から離縁されたとあっては、色々な噂がついてまわります』




川川 )『最初は同情していた村の者達も、時が経ち、根も葉もない噂がはびこるにつれ、女を敬遠し始めました』



川川 )『そして、女はやがて村を追われ、少し離れた寺で過ごすようになった』



川川 )『村人達もそこから女を追い出そうとはしなかった』


83 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:17:45.90 ID:+xGq4Y6kO


ガチャガチャと、音をたてて古ぼけた拘束具が俺の腕に付けられた。



「おいっ!?お前……」


川川 )「儀式の途中で人形に込められた怨霊がとり憑くかもしれません」



それでも彼女はこちらを見なかった。

次々とはめられていく拘束具を、残りの四人は当然の様に受け容れていた。



川川 )『女が寺に移り住み、いつからか村の衆に尼と呼ばれるようになった。そして、尼にある転機が訪れた』



川川 )『尼が子を拾ったのです』



川川 )『子を産めぬ身体の尼にとって、それは素晴らしい神からの贈り物だった』


84 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:18:24.94 ID:+xGq4Y6kO



川川 )『尼は本当に血の繋がった子の様に、大切にその子を育てた』




川川 )『身寄りの無い女一人、子一人の生活は楽なものではなかった』




川川 )『だが………幸せだった』





――――しかし




川川 )『そんな日々も長くは続かなかった』





85 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:20:21.22 ID:+xGq4Y6kO



川川 )『もともと身体の弱かった子が、流行り病に犯された』



川川 )『本当に、本当にあっけなく、その子は死んだ』




それが尼を狂気に駆り立てた原因。


惨劇の始まり。




「ウワッ!?」


いきなり金属の冷めた感触が首筋に触れた。



川 ゚ -゚)「儀式を始めるに伴い、皆様方の御髪を頂戴いたしますが、よろしいか?」


88 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:26:14.61 ID:+xGq4Y6kO

女が持っていたのは鋏だった。



「………」



絶句、何かがおかしい。この女は壊れてる。



そして



(*´∀`)


从*゚∀从


(*・∀・)

嬉々として自分の髪を差し出すコイツらも、俺から見ればイカレてる。


90 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:33:47.36 ID:+xGq4Y6kO



川川 )『その悲しみを癒すにはどうすれば良いのか』




川川 )『ああっ!!あの子に逢いたい!!』





川川 )『逢ってもう一度抱き締めたい!!』




テーブルの真ん中に唯一置かれた蝋燭が揺れる。


鳥肌がたった。

背筋をゾゾゾッと寒気が襲う。


91 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:38:11.03 ID:+xGq4Y6kO


川 ゚∀゚)『そうして!!!遂にっ!!!!遂にっ!!!!!!尼は思いついたのです!!!!!!!』



女が狂喜の表情を浮かべた。


全身の毛が逆立つ。




川 ∀ )『………生きてる人の身体を使い、新たな命を与えれば良い……っと』


俺の生存本能が反応したのか、驚くほどの速さで腕に力を込める事が出来た。



「くっ!!」



堅く施錠された金属製の拘束具はびくともしなかった。



93 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:50:08.03 ID:+xGq4Y6kO


「おいっ!!女!!コイツを外せっ!!!」



川 ゚∀゚)『くくくくく、なにをご冗談を……いまから生き人形の儀式を行うのです』


俺の次に反応したのは金髪だった。



『とりあえず外せよ!!お前気が狂ってんじゃねーか!?』



川 ゚∀゚)『狂う?なにがですか?私は正常ですよ』



ガチガチっと、腕の拘束具はいくらやっても外れることはない。



川 ゚∀゚)『見せて上げますよ、貴方たちが見たがった生き人形の儀式をね!!!!』


94 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:52:19.40 ID:+xGq4Y6kO


川 ∀ )『――……ただし』



















川 ゚∀゚)『貴方たち五人には、その贄となってもらいますがね』


97 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:54:23.14 ID:+xGq4Y6kO



『バカな冗談はやめるモナ!!とりあえずコレを外すモナ!!!』



川 ゚∀゚)『冗談なんかじゃありませんよ……』





あれ?




アイツの髪




伸びてないか?


99 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 22:58:54.73 ID:+xGq4Y6kO



『幾年、この時を待ち侘びただろうか』



『もう数えてはおらん。数えきれん』



『足りなかった。あの村人達では足りなかった』




『私は機会を待っていた』




『ずっとずっと待っていた』





川∀川『そして、時は来たキヒヒヒ』


102 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:05:25.43 ID:+xGq4Y6kO


どす黒い雰囲気、禍々しい空気が辺りを包み込む。



川∀川『此処に在る、五つの心と五対の眼球。我が娘に捧げようキヒヒヒ』



川∀川『さぁどれにしよう、どれが相応しい?どの目が一番綺麗だ?どの心が一番強い?』




川∀川『迷う、誠迷う。お前か?お前が一番か?』



ハインという名の女が肩を震わせた。



川∀川『キヒヒヒ、さあ、差し出せ。我が娘のために






103 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:06:44.80 ID:+xGq4Y6kO
























川∀川『お前たちの大切なモノヲ、アタシニ、ヨコセ』


106 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:14:18.64 ID:+xGq4Y6kO

『ふっ、ふざけるなモナ!!いいから早く外せモナ!!!!』




川∀川『フム、煩いな』



腰元まであった髪は、さらに伸び床にまで届くほどだ。


わかる、コイツがあの尼だ。


村の人を自分の娘のために、喰らい続けた鬼だ。



「しい!!!さっき言ったことを忘れるな!!!」




思い出した記憶、あの少女に言われた言葉。


107 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:16:17.20 ID:+xGq4Y6kO


『そこに何かがいると思ったら、目を閉じろ』



『それがヒトなら、きっと見えなくなるだろう』



―――だが


――それがヒト在らざるモノならば






川 ゚∀゚)『奴等はきっと笑ってる』





『いいか、消して開かず、そして背けず、お前にはそうする必要がある』


109 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:20:23.64 ID:+xGq4Y6kO


川∀川『キヒヒヒ、煩い奴ばかりだな』


尼はどこからともなく、猿轡を取り出した。



川∀川『舌も声帯も、もう間に合っている』




川∀川『綺麗な唄を歌う、美人な女から頂いたよ』




川∀川『きっとこの子も、良い声で泣くだろうよ』



「グガガガ」



そして、俺達は声を失った。


110 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:24:35.86 ID:+xGq4Y6kO


川∀川『キヒヒヒ、目は後で良い。早く、娘の声が聞きたい』


そして、視界を塞がれ、俺達はなにがコレから起きるのかすらわからなくなった。



しかし



そんな時



『貴方は、どうしてこんなことをするの?』



聞き慣れた、声が聞こえた。


114 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:29:41.18 ID:+xGq4Y6kO



川∀川『キヒヒヒ、可愛いお嬢ちゃん。綺麗な目をしているねキヒヒヒ』



『答えて、どうしてこんなことをするのか』




川∀川『きまってるじゃあないか、可愛い可愛い娘の為だキヒヒヒ』




『………』




川∀川『さぁ目隠しするよキヒヒヒ、ちょっとの間我慢しておくれ』



『よるなっ!!この化け物がっ!!!!』


117 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:43:34.44 ID:+xGq4Y6kO


いきなりの罵声、そして大きな物音。


残った聴覚を研ぎ澄まして、様子を窺う。


『きたねぇ、血塗れの手で俺に触るんじゃねぇ!!!!』


聞こえたのは金髪の声。そして大きな、人が倒れたような物音。


俺は瞬きすら忘れて、必死に状況を把握しようとした。





『……キヒヒヒ、痛いねぇ』


『糞っ、化け物が……』


『いいよぉ、その威勢の良さキヒヒヒ。あの子の心にピッタリかもしれないねぇキヒヒヒ』


120 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:50:53.78 ID:+xGq4Y6kO



『グググッ』


そして金髪にも猿轡が噛まされた。


これで俺達は全員、喋ることも、見ることすら出来なくなった。



真っ暗な部屋の中、聞こえるのは尼の足音と、その尼が唱える呪咀の声。



そして尼は、ゆっくりと、回り始めた。


122 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:57:34.11 ID:+xGq4Y6kO
俺達五人の周りをゆっくりと、足音が語る。



『ヲ前ガイイカ?』


『ヒッ!?』


『美人ダナ、サゾ心モ美シイノダロウナ』



『ウウッ……』



ハインか。



心の中で二人の俺が葛藤する。

ハインであれ、全員助かれ。

ハインであれば俺達は無事で済むかも知れない。


だがそれをよしとしない、俺もいる。


123 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/10(月) 23:58:30.38 ID:+xGq4Y6kO


『………フム』





















そしてまた、足音が聞える。


125 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 00:03:39.54 ID:Xk0uliX2O
『フム、ヲ前ハドウダ』



『………』



『ウフフ、ヤハリ綺麗ナ目ヲシテル』


ハインの隣はしいだ。


頼む、違ってくれ。


俺には目を瞑り、祈ることしか出来ない。


『モグモグ』


『キヒヒヒ、どうした?まだなにか言い足りないのかい?』


『んー、んー』

『おー、よしよし。じゃあ少しだけ取って上げようかの』


126 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 00:07:21.63 ID:Xk0uliX2O
『カハッ……はぁ、はぁ』


『さぁ、なんじゃ』






目を瞑った時に何かが見えた。




川∀川『さぁ、ほれ、言うてみい』



それは、あの尼の姿だった。





『………貴方は、どうして生きてるの?』


127 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 00:10:25.46 ID:Xk0uliX2O


あの少女が言っていた事は本当だった。


目を瞑れば見えた。


しかし、それは



『貴女が私達の知っている尼なら、貴女は人間でしょ!?どうして何百年も生きているのっ!?』




あの尼が、ヒト在らざるモノである証明。


128 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 00:16:38.62 ID:Xk0uliX2O


『キヒヒヒ、キヒヒヒ、よく気付いたな、娘』


『そうとも、私はもう人ではない』



『私は一度、死んだのだからな!!!!』



頭の中で何かが繋がろうとしている。



よく見ると、尼の白装束がはだけている。


金髪に蹴られたせいだろう。



そして俺はじっと目を凝らす。


132 名前: ◆IgPB3k.W/o [あれ?IDがかわってる?] 投稿日: 2008/11/11(火) 00:49:13.62 ID:zIms0vqMO

その身体は女性らしからぬ引き締まった肉体。

女性特有の乳房や皮下脂肪など全く無い。


そして 



俺の



自慢の視力が確かならば 




「ググ!!!!」



川∀川『キヒヒヒ、見えるかい?』



尼の身体には無数の切れ目があった。


133 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 00:53:54.93 ID:zIms0vqMO
どういう事だ、あの切れ込み。


それに肌の色もおかしい。

まるで複数の人間の皮膚を継ぎ接ぎしたような



そう 





――――それはまるで






川∀川「……キヒヒヒ」


136 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 01:05:26.15 ID:zIms0vqMO
川∀川『そうだよ、私は作られた命』




『生き人形』


気が遠くなった。生き人形は、もうすでに完成していたのか。


川∀川『母上が私を蘇らせてくれたんだよキヒヒヒ』


川∀川『私が流行り病で死んでから、母上はずっとここで……』


斬っては、貼り。また斬っては、貼り。


屍を積み上げた。

川∀川『私のために母上は鬼となった。だから私も――……』



『この子の為に鬼と成ろう』


137 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 01:11:10.18 ID:zIms0vqMO

―――………だから















川∀川『お前の心臓を私に寄越せええええええええ!!!!!!!』


ああ、人の肉の裂ける音というのはどれ程甘美なモノか。

筋がプチプチと音をたてて斬れ、直ぐに鼻を刺すような鉄の匂いがした。


138 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 01:14:29.73 ID:zIms0vqMO

『もなあああああああああああああ!!!!!!』




逃げ出したい、逃げられない。


ペチャ ペチャ ペチャ ペチャ ペチャ ペチャ 


血の滴るオト。命の枯れるオト。




人形が人形を創る、人の身体を使って。



『うふふ、綺麗だわ』



ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン ドクン 



狂ってる。


139 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2008/11/11(火) 01:19:51.30 ID:zIms0vqMO
川∀川『さあ、私の可愛い、可愛い娘。蘇りなさい!!!!!』



人形は探してる、まだ足りない。

まだ見えない。










ξ ⊿ )ξ『おめめ、どこ?』


( ,,゚Д゚)ギコが生ける屍の謎に挑むようです 


第三夜 了





140 名前: ◆IgPB3k.W/o 投稿日: 2008/11/11(火) 01:23:17.90 ID:zIms0vqMO
てな感じで四話に続いちゃいました、さーせん


次で終わります!!本当です!!!信じてください!!!!



あーあ、途中の誤爆はすいませんでした。


別窓で某みてたら、書き込み画面まで某でしたorz



ここまでで質問あれば答えれる範囲で受け付けます


141 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします [sage] 投稿日: 2008/11/11(火) 01:28:54.07 ID:qzJshhVZ0
ええええええええ終わらんのかよおおおおおwwww
さすがに次で終わらせるよね?


142 名前: ◆IgPB3k.W/o 投稿日: 2008/11/11(火) 01:36:36.03 ID:zIms0vqMO
>>141 調子に乗って伏線撒きすぎました 

回収してたらまた寝そうなんで、苦肉の策です。


すいませんでした。



164 名前: ◆IgPB3k.W/o 投稿日: 2008/11/11(火) 02:12:46.47 ID:zIms0vqMO
あっ!!!!????大変なことを忘れてました



( ,,゚Д゚)ギコが生ける屍の謎に挑むようです 


は、http://vipmain.sakura.ne.jp/horror_short_story/007.html 


この作品の解説編だったりとかしちゃってたり





ニュース速報VIP板「( ,,゚Д゚)ギコが生ける屍の謎に挑むようです」より


最終夜~~夜明けの晩に~~
あとがき

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    5/31
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    5/31 午前
    過去記事再編集のため、一時閲覧できなくなったかもしれません。ごめんなさい。

    ( ^ω^)系やSSの長編・連載物をどこで分割しようか非常に悩んでます。どう編集するのがベストなんだ…

    5/28
    本格的に
    ネタが
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    今週は2chの巡回をあまりしなかったから仕方ない。この土日はサイドバー整理に費やそうそうしよう。

    5/28
    家を出る直前になってサイドバーのopen/closeがきちんと機能してないのに気付いたよ… 帰ったら修正します。

    5/27
    なんかお茶犬みたいな配色になった。

    5/24
    テンプレの配色をどうすべきか・・・半年やってんのに未だに悩み中。

    5/21
    短レスの
    ネタが
    無い


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