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■( ・∀・)たちは水鉄砲を謳歌するようです

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:55:02.34 ID:Fi4yzjkH0
 
( ФωФ)「水鉄砲がしたいのである!」

 講義の終わった教室で、男が吼えた。
 大学生にもなって、などと考える者は皆無。この発言は大真面目であると、この場の誰もが理解している。
 友人どもに馬鹿は数多く、そして、発言は絶対が仲間内での暗黙の了解だった。

( ・∀・)+「それってさ、ただの水鉄砲?」

 少年のような笑顔を湛えて答えた男に、子供に財力を与えすぎてはいけないと言う言葉がこの上なく似合う。
 何気ない一言を、大人に近い彼らは大人げなく実行する。
 一度口にし、それが面白ければ、どんなに馬鹿らしくとも全力を尽くすような連中が自然と集まったのだ。

( ^ω^)「シンプル イズ ベスト! 水を掛けられたら終わりで、真剣に行きたいお!」

('A`)「ただやるってのもつまんねーな。なんか賭けようぜ?」

川 ゚ -゚)「あー、ツンの貞操とか?」

ξ゚⊿゚)ξ「おいこら、待てっ! なんで私が」

( ・∀・)「よし、ライフルと拳銃型の水鉄砲は準備しよう! どうせなら本気でやりたいんだからなっ!」

 一人の発言に釣られて意見が続く。
 こうなれば、うやむやで消えることはありえない。
 ただ、大規模に無邪気に、なにより全力で実行されるだけだ。


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 22:57:58.49 ID:Fi4yzjkH0
  _
( ゚∀゚)「水は……後で揉めないように、絵の具を混ぜるとか?」

川 ゚ -゚)「どこに掛かったかもハッキリさせたいな。白いTシャツ用意して、それに絵の具水が掛かったら負け」

( ФωФ)「……手段は、問わないのであるな?」

ξ゚⊿゚)ξ「待って! それむちゃくちゃ寒くない?」

川 ゚ -゚)「僕が暖めてあげるよ」

(*゚∀゚)「キミを暖めてあげたいんだ」

<イヤー! ヤメテチョットドコマサグッテ! アーレー!
  _
( ゚∀゚)「一応、肌や髪の毛に気を使った顔料がいいか。落ちやすい奴」

( ^ω^)「チーム戦? 個人戦?」

( ・∀・)「個人戦でいいでしょ? 賞品用意するの面倒だし」

(´・ω・`)「Tシャツが濡れたら負け、ね」

('A`)「あーショボン。たぶん、俺と同じこと考えてる」

(´・ω・`)「使わぬ技術は粗大ゴミの日に捨てるべきだよ」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:00:00.00 ID:Fi4yzjkH0
 
( ^ω^)「! クーの透けTシャツと聞いた!」
  _
( ゚∀゚)o彡゜「おっぱいだと!?」

川 ゚ -゚)「あっブーンに見せるなら、見学料とるから」

( ^ω^)「万札なら出す!」

ξ# ⊿ )ξ「へー……」
  _
( ゚∀゚)「オレは5万だ!」

<ツンイタイオ! ヤバイサケルサケルサケル!

('A`)「5万なら、その分AV買った方がオカズになるだろ。JK」

(#´゚ω゚`)「お前は何もわかっちゃぁいねえ! 同級生に感じるエロリズムの真髄を!」

(*゚∀゚)「場所はどこにする? 廃工場とか、廃校探す?」

lw´‐ _‐ノv「富士の樹海に一万票!」

( ・∀・)「お前、居たのか」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:03:02.43 ID:Fi4yzjkH0
 
川 ゚ -゚)「個人戦よりタッグ戦がいいな、無線とか使って」

(´・ω・`)「ジャック、ジャミングは?」

(*゚∀゚)「当然アリで」

lw´‐ _‐ノv「でっかいジャマー作るか」

('A`)「いや待て! きちんと交戦規定を決めようか、無線が全部使えなくなるぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「既存の条約と一緒でよくない?」

( ФωФ)「ダメである。既存の条約に無線の縛りはないのである」

川 ゚ -゚)「無線は難しいか、無しの方向で。個人戦だな。対物ライフルとか入手できるかなー」

('A`)「持てるの?」

川 ゚ -゚)「モテるかって? 男達はメロメロだ。ドックンも含めてな」

(;'A`)「センセー! クーさんと意思の疎通が出来ませーん」

(::#)ω;)「他人と完全な疎通ができないのが人間だお。今痛みを持って知ったお」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:06:46.61 ID:Fi4yzjkH0
 
( ФωФ)「意見をまとめて、ルールを規定するのであるっ! まずは――」

(´・ω・`)「ルールは、Tシャツに用意した塗料を含む水が掛かれば脱落」

川 ゚ -゚)「エロいな」

(;ФωФ)「い、言いだしっぺの我輩が、仕切り――」

lw´‐ _‐ノv「脱落者は規定の空間で審判に加わる。生き残った一人が優勝」

( ФωФ)「おーい」

( ^ω^)「審判はくじ引きで決定。廃墟を見つけてカメラで監視だお」

('A`)「カメラは昔使った使い回しでいいな? 配線・無線工事は全員でやって、後日回収の方向で」

( ФωФ)「秘技! おっぱいぺろり!」

(*゚∀゚)「いや、電気工事持ってる人だけでやった方が早いんじゃない?」

(´・ω・`)「じゃあ、その方向で。その他、法と常識に基づき判断すること」

( ・∀・)「個人連絡は禁止でも、危険を知らせる目的や審判との連絡用に無線があると楽だな」

ξ゚⊿゚)ξ「じゃあ、妨害・周波数操作禁止で各自無線用意ね。鬼ごっこの時の奴残ってるでしょ?」
  _
( ゚∀゚)「懐かしいな、ガチンコ鬼ごっこ」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:09:25.75 ID:Fi4yzjkH0
 
川 ゚ -゚)「スタート地点はどうする?」

( ・∀・)「事前にポイントを決めておいて、くじ引きとか」

lw´‐ _‐ノv「割と位置取りは重要になりそう……」

( ФωФ)「ほらほら、我輩すごいことしてるのであるぞー」

ξ゚⊿゚)ξ「水は? 流石に給水するポイントないと、難しくない?」

( ^ω^)「ペットボトルを事前に皆で手分けして隠せばいいと思うお」

( ・∀・)「初期装備として、ライフルとサブの拳銃を各自に支給するよ」

(´・ω・`)「発想がメタルギアだね」

( ФωФ)「ねー、みてーみてよー」
  _
( ゚∀゚)「あとは、なにがあるっけな? あー怪我するような武器は禁止な?」

('A`)「そうそう、刃物使っちゃダメだからな?」

(*゚∀゚)ギクリ

(´・ω・`)「動揺するなって」

( ФωФ)「むしろ、つーの小さな動揺に気が付いて、なんで我輩に気が付かないの? ねえ? なんで?」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:12:04.67 ID:Fi4yzjkH0
  _
( ゚∀゚)「あ、まった! 交戦領域は?」

( ・∀・)「あーその辺は、実地を見てから判断になるな。基本は敷地内で、出たのを審判に見つかればアウトで」

(*゚∀゚)「審判が見てなければ、あらゆる判定はお預けがいいね」

( ФωФ)「わーい、我輩完全シカトの流れー!」

lw´‐ _‐ノv「Tシャツが濡れたのを審判が認めた時点でアウトってルールね。把握した」

川*゚ -゚)「エロいな!」

( ^ω^)「まあ、それが妥当だお」

( ФωФ)「泣くぞ! そろそろ泣くぞ! AA的に厳しいけど泣くぞ!」

('A`)つ( ФωФ)ポムッ

( ФωФ)「ドクオ……」

('A`)「賞品の用意は任せた」

 こうして水鉄砲による戦の火蓋は、いや水蓋は切って落とされた。
 なお、ロマは泣きじゃくった。


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:15:27.13 ID:Fi4yzjkH0
 
 - 開始前発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
  _
( ゚∀゚)ジョルジュ長岡 ( ^ω^)内藤ホライゾン ( ・∀・)モララー
(´・ω・`)ショボ・ショボン ('A`)鬱田タケシ ( ФωФ)杉浦ロマネスク
lw´‐ _‐ノv素直シュール 川 ゚ -゚)素直クール
ξ゚⊿゚)ξツン・デレ (*゚∀゚)つー・ちゃん

◇でっど◇

のーきゃらくたー

>れでぃ?



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:17:59.53 ID:Fi4yzjkH0
  _
( ゚∀゚)「よし、準備は完了と」

( ・∀・)「カメラ動くねー?」

(*゚∀゚)「ありゃ、どのモニタにもドット欠けあるさ? ジャンクパチってきたんだっけ?」

川 ゚ -゚)「そうそう、ドット欠けの不良品を破格で譲ってもらっただけだから」

( ^ω^)「なるほど……やべっwwww天井で詰まったおwwww」

('A`)「ばーか、引っ張り出すぞー」

ξ゚⊿゚)ξ「あーほ、痩せる努力しろ」

川 ゚ -゚)「ピーザ、そこのガールがスリムボーイを御所望だぞー」

ξ////)ξ「ちょっばっクー!」

( ^ω^)「え? なに? うわ落ちるおっ!」

( ФωФ)「通信設備調整完了っと、無線使えるであるぞー」

lw´‐ _‐ノv「やべっローソンのおにぎりうめー」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:20:31.03 ID:Fi4yzjkH0
 
(´・ω・`)「ドリル落とすよー」

(*゚∀゚)「あいあいさー」

( ・∀・)「はーい、即席違法カメラ設置完了だからなー。皆、違法を念頭に入れとけよー」

( ^ω^)「いてえwwww」

('∀`)「潰されてwwww死ぬwwwww」

( ・∀・)「聞いちゃいねえや。まあ、サツが来たら全力で逃げろ。保障はなし、各自で対処してね?」

ξ゚⊿゚)ξ「はーい、騒ぎを聞きつけた野次馬装いまーす」

(*゚∀゚)「じゃあ、通りすがりのナース演じマース」

('∀`)「俺死んだフリwwwww」

( ^ω^)「死体その2wwwwww」

川 ゚ -゚)「そのまま検死解剖されてろ」

( ^ω^)「おうふwwwww」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:22:59.40 ID:Fi4yzjkH0
  _
( ゚∀゚)「逃げるのは皆上手いだろ。今更だな」

(´・ω・`)「まあね。一番遅そうなあのピザ。パルクールとかやって足だけは速いし」

( ^ω^)「ピザが余計じゃwwwww」

( ФωФ)「儀礼であろう。一応毎回言っていることである」

( ・∀・)「まあね。んじゃ、各自腹に一物あるだろ? 個人的準備開始!」

( ^ω^)「あいおー。ヘイ! 顔料必要な奴!」

('A`)「あー俺いらね」

(*゚∀゚)「そうだそうだ。配管残ってる?」

(´・ω・`)「残ってるけど、錆びてるし所々破損してる。さて、僕は下見だけかな?」

(*゚∀゚)チッ
  _
( ゚∀゚)「あー俺、仕掛け細工とか苦手なんだよなー」

ξ゚⊿゚)ξ「ふーん? 機械いじりはできるのに?」

( ФωФ)「ジョルジュは冷徹になりきれずに死ぬお人よしである」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:26:25.75 ID:Fi4yzjkH0
 
川 ゚ -゚)「とりあえず必要なのは、顔料の種類教えてくれ。同じ物なら個人的な密輸もアリだろ?」

( ・∀・)「許す許す。あと他に顔料が個人的に必要なのは?」

( ФωФ)「我輩も一応貰っておくのである」

lw´‐ _‐ノv「あーテイクアウトで」

( ・∀・)「発射?」

(´・ω・`)「それテイクオフ」
  _
( ゚∀゚)「赤魔王いる子ー?」

( ФωФ)「それ我輩の!」

('A`)「魔王? まじで? ほしい」

川 ゚ -゚)「廃墟で酒盛りすんなって」

(*゚∀゚)「せめて、仕掛け終わってからにしろ」

lw´‐ _‐ノv「芋じゃなく、日本酒プリーズ。日本人なら純米酒だろJK」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、あとで、おつまみ肴買ってくるねー」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:28:54.45 ID:Fi4yzjkH0
 
(*゚∀゚)「そだ、染料頂戴?」
  _
( ゚∀゚)「はいよ、一つでいいか?」

(*゚∀゚)「十個は欲しいかな?」

( ^ω^)「準備があるけど、塗料はいらないお。他はー?」

ξ゚⊿゚)ξ「私も欲しいわ。数はそんなにいらない」

(´・ω・`)「皆仕掛け少ないね。ってことは、戦術か持ち込み武器だな」

('A`)「だな。厳しいかもしれんね」

( ・∀・)「てか、寒くない? シューちゃん平気?」

lw´‐ _‐ノv「平気平気。あ、こらジョルジョル、それは私の夕飯だ」
  _
( ゚∀゚)「あ、いや、ちょっと見ただけ、予想通りにオールおにぎりか」

ξ゚⊿゚)ξ「寒むさむ。こら、ブーン脱ぐな」

( ^ω^)「酒の席で脱がずにいつ脱ぐのだ」

(´・ω・`)「コルドンブルーあるよー。あと、モランは……」

( ・∀・)「それは俺のだ」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:31:51.40 ID:Fi4yzjkH0
 
( ^ω^)「はーい、スコップほしい人ー?」
  _
( ゚∀゚)「いねーよ。工具ほしい人ー?」

(*゚∀゚)「あ、スパナとトンカチプリーズ。ナイフ使う子ー?」

( ^ω^)「それこそいねえwwwww」

('∀`)「切断なんて、仕掛けに必要あるかwwww」

( ・∀・)「あ、スモークタン切るのに使う」

lw´‐ _‐ノv「検証組みー内装見るけど誰かいくー?」
  _
( ゚∀゚)「検証終わってから作業かね? 見られたくないし」

(*゚∀゚)「だね。じゃあ、検証ついてくよー」

( ・∀・)「おっと、はいはい行きますよー。内装見たい奴ついてこーい」

( ФωФ)「了解であるー」

(*゚∀゚)「あー行くのやめようかな?」
  _
( ゚∀゚)「俺も」

( ФωФ)「泣くぞてめえら」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:33:34.07 ID:Fi4yzjkH0
 
(´・ω・`)「僕はお外ー。付いてくるのは誰ー?」

ξ゚⊿゚)ξ「あーどうしよ?」

( ^ω^)「僕行くおー。ついでに仕掛けも外だおー」

ξ゚⊿゚)ξ「ん、私も行く。内装を見ておくつもりだったけど、使えなそうだわ」

川 ゚ -゚)「ドクオはどうする?」

('A`)「俺はー……内装かな?」

川 ゚ -゚)「奇遇だな。私も策の内容から、内装を見るつもりだ」

lw´‐ _‐ノv「こら押すでない。握り飯投げるぞ」

( ^ω^)「こらそこ! 食べ物粗末にしない!」

lw´‐ _‐ノv「ごめんよ母さん。でもこいつらが……」

(´・ω・`)「ふざけてないでさっさと行くよー」

( ^ω^)「あれ? いや本気だったんだお!」

( ・∀・)「シューが米を粗末にするはずねえって」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:34:26.00 ID:Fi4yzjkH0
 



( ・∀・)「それじゃ、解散前に一言。明後日開催だ。各員、準備と覚悟を怠らないように」


                    _
                  ( ゚∀゚)   (゚∀゚*)

            lw´‐ _‐ノv           (ФωФ )

         ξ゚⊿゚)ξ   「「「「「了解!!」」」」」   (^ω^ )

               川 ゚ -゚)         ('A`)

                     (´・ω・`)




20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:36:09.27 ID:Fi4yzjkH0
( ・∀・) 説明しよう!
 気が付いたかい?なぜ、ドクオが厳しいと判断したのか?

 仕掛け、つまり、事前に策を張ると言う行為は、手段が限られている。
 もちろん、持ち込みの道具は個人負担だ。金銭的な問題と発想という資源が必要となる。
 その場合、どちらが有利か?

 仕掛けというのは、一発逆転を狙えるアイテムだ。
 なぜなら、自分以外に注意が向くということは、不利な状況でこそ活きる手段なんだ。
 当たり前だが、背後からの不意打ちに対して対処できる人間は、ごく限られている。
 今回、仕掛けをする女性が多いのもそのためだ。

 しかし、ドクオは仕掛けが少ないことを厳しいと下した。
 それは仕掛け武器というのは不利になる前提であること、つまり、その前に負けるリスクがあるといえる。
 そして、事前に想定した状況以外では真価を発揮しないことが多い。

 逆に言えば持ち込みや戦術というのは、常に使え、場合によっては無双すら可能になる武器になるんだよ。
 もちろん、一度詰んでしまえばそこからの逆転は難しいが、人生とは理不尽に出来ている。
 逆転のお膳立てなんて誰もしてくれないし、持ち込み武器でも不意打ちはできる上、相手だって逆転を警戒する。

 そして、持ち込みが多いということは、逆転の手段を事前に配置しなくても無双できる自信があるわけだ。
 ドクオはむざむざ負けるつもりはないが、周りを過小評価していない。むしろ、皆が手練であることを警戒している。
 よって持ち込み、あるいは戦術に頼った者が多い状況を危惧したわけだ。


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:38:08.50 ID:Fi4yzjkH0
  _
( ゚∀゚)「ういーっす。全員揃ったー?」

( ・∀・)「シューとクーの姉妹がまだ。まあ、そのうちくるでしょ」

( ^ω^)「なんか、一人笑いを堪え切れない奴がいるお」

(´・ω・`)「そんでその一人だけ、すごいハイテクっぽい装備してるんだけど?」

( ФωФ)「くくくっ……くっふーはっはっはっは! この行事ため我輩、超高圧狙撃用水鉄砲を用意していたのである!」

(*゚∀゚)「うーわっ、セコッ」
  _
( ゚∀゚)「自分で持ち込んだゲームなのにな……」

( ・∀・)「持ち主がゲームで本気出すとか、恥ずかしいにも程があるんだからな」

ξ゚⊿゚)ξ「まーセコくても、ルールはルールだから」

(´・ω・`)「そうそう、多少ズルくても、ね? 僕は支給品のライフル使うけど」

('A`)「セコい男だけどね? 俺も支給品のライフル使うけど」

( ФωФ)「うるせぇ! 勝てば官軍なのが我輩たちのルールである! この狙撃銃で天下を取る!」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:39:35.78 ID:Fi4yzjkH0
  _
( ゚∀゚)「さて、ロマをいじるのもこれくらいにして、Tシャツ全員受け取ったかー?」

( ^ω^)「受け取ったおー。あ、名前入ってるんだこれ。てか、あったけえwwwww」

ξ゚⊿゚)ξ「それ脂肪wwwww」

('∀`)「随分重装備ですねwwwww」

( ^ω^)「うるせえwwww全身防水タイツに言われたくねえwwww」

( ・∀・)「もじもじ君がいるんですけどwwwwww」

(*゚∀゚)「きめぇwwwww」
  _
( ゚∀゚)「スキューバダイビングかそれwwww」

('∀`)「そうですwwwドライスーツで無敵wwwww」

(´・ω・`)「ほどよくテンション上がってきたね」

( ФωФ)「であるな」

――ゴゴゴゴゴゴッ!

( ^ω^)「お?」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:41:41.96 ID:Fi4yzjkH0
 
   ばばーん!
    ___ _
   /日=「 日\_\
   ("|\\  /  |
   \ツンL_/_/
[二二ニ(゚- ゚川6)≡)z  「またせたな!」
   _=∪∪=ヽニユ
   <_<_ ト―-|
    </</√ ̄

('∀`)「ちょwwww」
       _______
       /    ヽ
      |〒ソwVw″ 「そしてこちらは子連れ狼スターイル!」
      olw´‐ _‐ノv
       | ̄ ̄ ̄/
       !.o―-o'

    ばびょーん!

( ^ω^)「アホだwwww真性のアホがいるwwwww」

( ・∀・)「ロマがハイテクさでもインパクトでも負けたwwwwww」

(;ФωФ)「ちょwwwwええええええ?」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:43:10.30 ID:Fi4yzjkH0
 
ξ゚⊿゚)ξ「ストップストップwwwwなんで私の名前がwwwww」

(´・ω・`)「お腹痛いwwwwwww」

lw´‐ _‐ノv「あー、姉さんの趣味じゃない?」

川 ゚ -゚)「ただ一つ。ツンデレビウムって言いたかった」

( ^ω^)「ツン晒し者wwwwww」

(*゚∀゚)「哀れすぎるwwwww」
  _
( ゚∀゚)「ただでさえ、AAAカップの哀れ乳なのにwwww」

ξ゚⊿゚)ξ「ふんぬっ!」

(::#)ω;)「おーん……なんで僕だけ……」

( ・∀・)「じゃー揃ったから、位置取り始めるぞー」

( ФωФ)「クジの中に、審判役のクジが混ざっているのである。審判役=負けであるな」

(´・ω・`)「引いたら、昨日作った監査室で待機ね。もちろん、監査室は立ち入り禁止だから」

 揃って承諾の声が響く、さあ、開戦だ。


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:43:29.18 ID:G4TaVaImP
 
 - 開始直前発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
  _
( ゚∀゚)管理棟三階 ( ^ω^)北側倉庫 ( ・∀・)管理棟二階
(´・ω・`)正門前 ('A`)管理棟屋上
lw´‐ _‐ノv裏庭 川 ゚ -゚)中庭
ξ゚⊿゚)ξ南側倉庫 (*゚∀゚)管理棟一階

◇でっど◇

※( ФωФ)ナカナイモン 監査室・管理棟二階


>れでぃ?

>げっとれでぃ! ふぁい!
 


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:45:48.30 ID:Fi4yzjkH0
 
 簡易地図

┌───┐      ┌──┐
|      |裏庭  |    |
| 北   ├───┤ 南 |
| 側   |管理棟| 側 |
| 倉   ├───┤ 倉 |
| 庫   |      | 庫 |
|      |中庭  |    |
└───┘      └──┘
         正門
━━━━━━   ━━━━━
中庭は裏庭より広く、南より北側倉庫の方がやや大きい。
北側倉庫には、たくさんの産業廃棄物らしき機械が放置されている。
南側倉庫には遮蔽物がない。

管理棟は三階建て、屋上あり、一階と二階が倉庫に繋がっている。
倉庫は二階部分はなく、内部を囲む通路があるだけである。
倉庫の屋根はトタン製。管理棟はコンクリ製。窓ガラスの半分が叩き割られている。

正門以外の全ての敷地をブロック塀が覆っている。
北側・南側倉庫共に、ブロック塀との間に人が通れる隙間がある。


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:46:12.14 ID:G4TaVaImP
デンドロビウムについて
    ___ _
   /日=「 日\_\
   ("|\\  /  |
   \ツンL_/_/
[二二ニ(゚- ゚川6)≡)z
   _=∪∪=ヽニユ
   <_<_ ト―-|
    </</√ ̄

 全長10m、全高3mの超大型放水車。
 これは、クーの身長158cmをステイメンの全長18mと同等になるよう1/11サイズで再現したもの。
 ただし、砲身を4mほど切り詰めている。これは長すぎて保持できないためと、照準を定めやすいようにするため。

 大型ビームサーベル・クローアームは撤去され、キャタピラ式のタイヤとなっている。
 旋回性能は高いが、代わりに移動速度は遅い。
 大型スラスターは飾りで、水タンクとキャタピラが格納されている。

 そのほか、簡易操作のため、ハンドルとモニタ、キーボード、トラックボールが搭載されている。
 メガ・ビーム砲はクーに近く配置され、手動でコントロールする。
 Iフィールドジェネレーターは、ガトリング砲に換装され、トラックボールで操作される。
 動力はディーゼルエンジンとバッテリー。OSはWindows 2000。

武装 /メガ・ビーム砲×1 ガトリング砲×1 爆導策×2 
マイクロミサイルコンテナ×6 後方邀撃ミサイル×4
フォールディング・バズーカ×3 ライフル×1
ハイパー・バズーカ×1 フォールディングシールド×1


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:48:18.98 ID:Fi4yzjkH0
 
 アナウンスのため、総員が付けた無線式のインカムから、杉浦の声が響く。
 哀れはツンではない。
 プライドもかなぐり捨て、装備開発に明け暮れた日々を、一瞬で無に帰した男である。

ヤケ→(#ФωФ)「うぉっしゃー! 野郎ども! 準備はいいかあぁあぁ!」

(*゚∀゚)『野郎じゃないけど、万全さっ!』
  _
( ゚∀゚)『ジョルジュ長岡配置に着いたぜー!』

lw´‐ _‐ノv『子連れ狼、ただいま推参』

(;´・ω・`)『ちょっと待って準備がっ』

( ・∀・)「あーショボンがなんかやってるっぽいから、早く始めたいな。配置完了」

川 ゚ -゚)『小便は済ませたか? 神様にお祈りは? 部屋の隅でガタガタ震えながら命乞いする心の準備はOK?』

('A`)『もじもじ君、配置に着いた。おーおーツンデレビウム見えるぜ』

( ^ω^)『もじもじー! Tシャツがツンデレビウムの中だから狙撃は無意味だおー。配置かんりょー』

ξ#゚⊿゚)ξ『ツンデレビウムゆーな! 配置についたわ』

(#ФωФ)「おっけー! れでぃっ! ふぁい!」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:48:29.57 ID:G4TaVaImP
 
 高い天井、廃棄物であろういくつかの機材が障害物になりえる広い空間。
 埃臭い倉庫で、男は取るべき行動を選択していた。
 落書きされた壁に囲まれ、障害物はあるが、この空間は充分に広い。

( ^ω^)「さて、どうするべきかお」

 倉庫でブーンは全体図を思い浮かべ、配置からどのように動くべきかを想定した。
 廃工場は上部の短いH型で、西側に正門と中庭が、左右の縦線は倉庫になっている。
 ちょうど、二つの倉庫を管理棟が繋ぐ形になっていた。

( ^ω^)「現在地から想定するに……一番危険なのは、クーだお」

 まずは最大の危険から距離を取るために、窓からエリア外ギリギリの空間へと躍り出る。
 管理棟の入り口は狭いが、倉庫の入り口は広い。
 よって、倉庫内にクーが侵入した場合、広い空間でガノタとタイマンすることになる。
 それだけは、なんとしてでも避けたかった。

( ^ω^)「さて、僕の予想が正しければ、たぶん、皆まともにTシャツを着てないはずだお」

 モジモジくんのように、Tシャツの上から鎧を羽織った者は語るに及ばず。
 他の面子もバカではない、相応にズルの準備と心構えは出来ているはずだ。

( ^ω^)「……さて、僕の仕掛けまで安全にはいけそうにもないお」

 ルールギリギリのイカサマをすることに、この男も、いやここに集まった全ての者は、躊躇しない。

( ^ω^)「このゲーム、キッツいことになりそうだお」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:51:25.39 ID:Fi4yzjkH0
 
 二月の寒風に晒される屋上で、男はストレッチをしながら、今後の行動を思案する。

('A`)「さて、俺は無敵ってわけじゃねえ」

 一見、彼のドライスーツ装備は完璧に見える。
 ある程度の防水性はあるが、だが、本来はスーツと肌との隙間に水を入れ体温で暖めるためのものだ。
 つまり、大量の水には弱い。
 この勝負、支給品相手には無敵であろうが、持ち込み装備のモララーとクーは相手したくないのである。

('A`)「ロマが審判で本当に助かったぜ」

 ロマネスクの狙撃銃も、本来ならば警戒すべき危険な装備であった。
 しかし、それも奴が審判になったことで消え去ったのだ。
 あとは自分に対する切り札が、相打ちで消えてもらうことを、ただただ待つだけである。

('A`)「飛べねえよなぁ。この高さ」

 階段を使い降りるならば、途中モララーに挑まねばなるまい。
 それは最も避けるべきであり、つまり、この屋上から離れることが出来ないということだ。
 適当に周囲を見渡し、それから一つの決意をする。

('A`)「一度、モララーとぶつかるか」

 覚悟を決めたモジモジ君が、ライフルを担ぎ、屋上に隠されていたペットボトルをベルトに突っ込む。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:51:27.86 ID:G4TaVaImP
 
 想定した範囲の中で、最高の位置取りではなかった。
 しかし、それでも充分に恵まれたスタート地点。
 正門前で半裸の男は、スタート直前でギリギリ準備を終えた。

(´・ω・`)「発射ッ!」

 ペットボトルロケットが、大空を舞う。
 当然、ロケットにたこ糸で括り付けてあるTシャツは、エリアの外へと飛んでいった。
 もちろん、中の水は顔料を混ぜてはいないのでセーフである。

(´゚ω゚`)「絶妙な位置への落下! 勝った! 俺の勝ちだ!」

 ルールでは、本人がエリア外、つまり敷地から出てはいけない。
 それを利用し、水鉄砲が届かない遠くへと、Tシャツだけを逃がしたのである。
 現にTシャツは五十メートル以上遠くの木に引っかかり、目を凝らさなければ分からない。

(´・ω・`)「ま、一応保険のためにっと」

 半裸のままにライフルを構え、Tシャツから離れた地点を狙い水を放つ。
 予測通り、水の勢いは足りず、距離から目算するにライフルではTシャツを狙えない。
 これでショボンは、かなり大きなアドバンテージを手に入れた。

(´・ω・`)「問題は、クーさんか。あのツンデレビウムは厄介だよな」

 間違いなくラスボスになるだろう少女を思い、半裸の変態は策を練る。


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:53:55.16 ID:Fi4yzjkH0
 
 管理棟の二階は、監査室以外の全ての部屋が使える。
 廊下からは、中庭が、いやツンデレビウムの圧倒的な姿が見渡せた。
 その廊下で異様な姿の男が一人、巨大な武器を担ぎ上げていた。

( ・∀・)「よーし快調!」

 ロマネスクほどではないが、モララーも存外に重装備を持ち込んでいた。
 背負った貯水タンクには、ガトリング式の大型水鉄砲が繋がっている。
 試射を終えると、黒く目隠ししたジップロックにTシャツをまとめ、タンクと背中の間に収納する。

( ・∀・)「普通に水鉄砲の掛け合いにはならないだろ。本当はもじもじ君を落としたいところだけど……」

 ドライスーツは完全な防水性があるわけではない。ガトリングの猛攻を相手すれば、いつか落ちる。
 射的の腕が高いドクオをまずは潰しておきたかったのである。
 だが、配置からドクオの前にジョルジュを相手しなければならないのは、体力の消耗が激しすぎる。

( ・∀・)+「まずは、つーを狙うんだからなっ!」

 元気な状態の男を相手するリスクより、知能で戦おうとする女性との戦いを優先したのだ。
 身体能力を活かし、力技で戦う男性陣と即座に当たるより、知能で戦う女性陣を先に潰した方がいいという判断だ。
 罠や戦術は、後で戦おうとも先に戦おうとも、リスクは大きく変動しない。

( ・∀・)「問題は、あまり動くと体力を消費しすぎるんだよなぁ」

 重たい装備は不利だったかと考えながら、階段を標的を目指した。


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:53:58.70 ID:G4TaVaImP
 
 仕掛けのテストをし、万全であることを確認すると、簡単な準備運動を始めた。
 入念なストレッチをしながら、まずは自分のスタート位置を評価する。

(*゚∀゚)「まずった配置だね。これは」

 全員のスタート地点を吟味し、下した判断は北側倉庫へ逃げろであった。
 ツンデレビウムと子連れ狼に前後を囲まれ、モララーが大型のガトリングを装備していたことから上にも逃げられない。
 管理棟は、1Fと2Fが倉庫に繋がっているはずだから、最も身体能力の高いブーンにも囲まれている。

(*゚∀゚)「八方塞がりとは、このことさっ!」

 かろうじて残されている南側倉庫、ツンがいる場所も、あのデンドロがまず向かうであろうルートだ。
 さらに言えば、2つある部屋に入ろうにも、シューやクーに監視される恐れがある。
 つまり、Tシャツを隠すことができないのである。

(*゚∀゚)「のろのろしてると、モララーが来ちゃうからね」

 二人掛り、場合によっては三人で掛かれば、デンドロも相手できるだろう。
 あとは状況を見ながら、こっそり逃げ出せばそれで安全だ。
 仕掛た罠もあるが、一度しか使えない消耗タイプである。まだ温存すべきだ。

(*゚∀゚)「ぐっ……」

 10kgはあるだろう装備を背負って、この速さなのか。
 思考時間を取りすぎたことを悔やみながら、つーはライフルを構え、Tシャツを覆うジャージを引き寄せる。
 階段を駆け下りる音を、つーの耳朶が捉えた。


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:56:22.14 ID:Fi4yzjkH0
 
 彼が仕掛けを施したのは、管理棟の三階、その一室だけであった。
 偶然にもスタート地点が目と鼻の先であったことは、まさしく僥倖としか言いようがない。
 用意しておいた椅子に腰掛け、身体を固定するベルトに鍵を掛ける。
  _
( ゚∀゚)「鍵よーし、防水よーし、電源よーし、ベルトよーし、ストーブよーし」

 仕掛けが苦手といいながら、彼は一つの部屋を完全な要塞へと変貌させていた。
 水の確保のため、大きなタンクをゴロゴロと転がし、持ち込んだ設置型の水鉄砲と業務用の扇風機。
 ある意味デンドロ以上に凶悪な様相が、そこにはあった。
  _
( ゚∀゚)「設置完了っと」

 カメラは廊下に設置されている。身体を固定し、気を失ってでもカメラの前には出ない戦法だ。
 審判が部屋から出なければ、Tシャツが濡れようとアウトにはならない。
 電源が入った業務用の大型防水扇風機が、部屋に乱気流を生み出し始めた。
  _
( ゚∀゚)「風は直接あたらねえが、少し寒いな」

 もし濡れた服でこの風を受ければ、寒さでひとたまりもなく、部屋から廊下へ、カメラの前へ進む他ないはずだ。
 さらにファンに水を当てれば、その高速回転により水は周囲に拡散し、逃げることが出来ない。
 もちろん、自分に直接風が当たることはないが、ストーブは一応の寒さ対策でもある。
  _
( ゚∀゚)「けど、我慢できないレベルじゃねえ。これで俺の勝ちだぜ」

 その他、自分自身を守るために、覗き穴の付いた防御壁や、身体を拭くためのタオル、食料などが設置されている。
 異常事態のためベルトで固定してあるといえども、多少は身動きが取れる工夫までされている。
 この部屋は、もはや彼の城であった。


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:56:29.82 ID:G4TaVaImP
 
 雑草たちがここぞとばかりに繁茂する裏庭で、乳母車が高速移動を繰り返していた。

lw´‐ _‐ノv「拝大五郎、参る」

 つぶやき、少女は名刀・胴太貫を鞘から引き抜く。
 塗料をしみこませたスポンジを刀身に巻き、上から紐で留めた、もはや水鉄砲の欠片もない一品だ。
 モーターで動く乳母車には、複雑怪奇な仕掛けが満載されていた。

lw´‐ _‐ノv「今宵は刀も血に飢えておるわ……」

 なお、この乳母車、移動速度はかなりのものである。
 傍からみれば、ひとりでにギュンギュン動く乳母車。
 何も知らぬ人間が目撃してしまえば、そのまま都市伝説の発端になるだろう。

lw´‐ _‐ノv「あー、移動手段、ランダム自動操縦にするんじゃなかった」

 乳母車は複雑で、読めない軌道を描きながら裏庭を快走、いや怪走する。
 目的地など設定されていないし、手動で操縦することも不可能である。
 ただただ、ランダムに進み、センサーが壁を認知すると回避軌道をとるだけだ。

lw´‐ _‐ノv「階段下り楽しそうだったのになぁ」

 タイヤは階段さえ上れるように工夫された特殊仕様。
 本人にさえ予想のつかない進路を、乳母車は無計画な煩雑性を帯びて走る。


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:58:40.39 ID:Fi4yzjkH0
 
 デンドロに備え付けた金庫にTシャツを放り込み、三重の鍵を掛けて厳重に密閉する。
 最強の装備であるということはつまり、搭乗されるまでに狙われる危険と、搭乗を阻止しようという人間が増える危険があった。
 しかし、絶好のスタート位置にそんな些細な問題も消し飛んだ。

川 ゚ -゚)「中庭以外の配置であった場合も想定していたが、杞憂だったか」

 開始位置に僥倖を拾ったのは、ジョルジュだけではない
 巨大な制圧兵器を駆る彼女は、中庭と倉庫以外に進入することは叶わない。
 そのため、管理棟を当てられた場合、Tシャツを守りながらどこかで一戦交える可能性が高かった。

川 ゚ -゚)「さて、案外私は不利な状況なのだろうな」

 大容量の貯水タンクとトラック用のディーゼルエンジン、高圧の水弾を叩きつける、消防車から改造した放水ポンプ。
 水鉄砲で遊ぶという場合、彼女を超える装備は存在しないだろう。
 しかし、一見して最強の装備であることが、クーの最も危惧すべき点であった。

川 ゚ -゚)「このデンドロで、一体何人相手することが出来るかは、未知数だろうな」

 たくさんの敵に狙われ、場合によっては同盟さえ組まれてしまう。
 さらに管理棟には侵入することが出来ず、持久戦に持ち込まれた場合、燃料か水が切れればそこで終わる。
 その点は考慮して、様々な武装を取り付けているが、やはり手厳しい。

川 - )「我らは神の代理人。神罰の地上代行者。
     我らが使命は、我が神に逆らう愚者を、その肉の最後の一片までも絶滅すること――」

川 ゚ー゚)「――Amen」

 ディーゼルエンジンから煙を上げて、デンドロビウムが動き出す。


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/14(日) 23:58:45.05 ID:G4TaVaImP
 
 モニターを無造作に積み上げた部屋で、監視カメラの映像をにらむ。
 いじけることなく、交戦しそうなポイントを重点的に眺めていた真面目な男が、ある一人を見失った。
 この男、無念の審判であったとしてもきっちりと仕事をこなす辺り、セコかろうとイイ奴なのであろう。

( ФωФ)「おや? 部屋に入ったジョルジュはともかく、もう一人居ないのである」

 小柄とはいえ、視界を遮るもののない、カメラ二つで事足りる南側の倉庫。
 最も広く、視界の確保もたやすい配置についた奴を、何故見失うことがあるのだろうか?
 首をひねりながらも、全てのモニタを見渡すが姿がない。

(;ФωФ)「バカな。まさか、このカメラワークから抜け出したのであるか?」

 監視カメラは、廊下と倉庫に二つずつ、中庭と裏庭は全体をカバーするように仕掛けてある。
 管理棟の各部屋を監視するほどカメラが足りず、実質的な抜け穴があるが、その場合も部屋からは出れない。
 特にゲームの進行が滞ってしまうであろう、エリア外への脱走を最も重視して考えた配置である。

( ФωФ)「(蟻一匹とはいえぬが、少なくとも人間を逃すような配置ではないはずである……)」

 奴の最も得意な技術はなにか? 杉浦はこの不測の事態に対面し、まずそれを想定した。
 男女の体格差だけではなく、各人の技術には得手不得手や好き嫌いが存在する。
 奴の嗜好、奴が持つ技術。得意分野と苦手分野。それらから想定できることは、つまり。

( ФωФ)「……そういうことであるか」

 そう、ルール違反すれすれであろうとも、違反でなければセーフであると思い直し、ロマネスクは考えるのをやめた。


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:00:50.33 ID:eEaHCflw0
 
 - 開始直後発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
  _
( ゚∀゚)三階・要塞部屋 ( ^ω^)北側倉庫>倉庫脇
(´・ω・`)正門前 ('A`)管理棟屋上 ( ・∀・)管理棟二階>一階
lw´‐ _‐ノv裏庭 川 ゚ -゚)中庭
ξ゚⊿゚)ξ南側倉庫 (*゚∀゚)管理棟一階

◇でっど◇

( ФωФ)※審判


>ごー! ごー! ごー!



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:00:56.83 ID:G4TaVaImP
 
◎すてーじ:中央管理棟一階

( ・∀・)「よう! まずは一人目の血祭りだ!」

(*゚∀゚)「随分早いんだね? 早い男は嫌われるっさ!」

 早くも出会った不幸に文句を付けて、つーはすぐさま水鉄砲を放った。
 狙いも定かではない水流は、当然大きく的を外す。
 それでも彼女はライフルを乱射した。

( ・∀・)「あたらねえよ?」

(*゚∀゚)「それでいいんだよ!」

 彼女の牽制はモララーの回避動作を狙ったものだろう。
 わずかな時間を稼ぎながら、彼女はすばやく後ろへと下がる。
 しかし、水を浴びることに無抵抗だったモララーがモーターを引くと同時、ガトリングが唸りをあげた。

( ・∀・)「あはははははっははははっ!」

(*゚∀゚)「ちぃ!」

 彼女は牽制しながら後退し、倉庫へと逃げるつもりであったはずだ。
 配置から考えて、逃げる場所はそこしかない。
 しかし、段違いの威力と連射性を前に、彼女はすばやく転がり、部屋の中へと逃げ込んだ。


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:03:24.94 ID:Fi4yzjkH0
 
 追い詰めるのを楽しむように、彼はゆっくりと歩を進める。

( ・∀・)「逃げたってえ無駄だぜおい?」

 そういいながら、しかし、彼は足を止めた。
 当然、逃がすつもりは毛頭ない。
 それを阻むように大量の放水が窓をぶち破り、彼を強打したためだ。

( ・∀・)「けほっけほっ! この勢い、モロに食らうと不味いな」

 それはツンデレビウムからの放水だ。
 消防車のポンプを利用したその水は、もはや一種の兵器と化していた。
 壊れる危険を察知し、ガトリングへの直撃は避けたものの、その異常な水圧にたじろぐ。

川 ゚ -゚)「おい審判? 直撃させたんだがな?」

( ФωФ)『いや、Tシャツが濡れてるのを確認できないからセーフである』

( ・∀・)「あいにく、服は別に隠してあってね」

 ガトリングの水を返しながら、濡れたズボンとジャージをどうするか思考する。
 晴れてこそいるが、冷たい風が吹き、いずれ降参するのは目に見えていた。
 当然、全員がTシャツではなくそれを狙っているのは、言うまでもない。


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:03:29.89 ID:vL/BDT8lP
 
 そのとき、遠くからの狙撃が、クーを襲った。
 当然、遠距離からの威力は微々たるもので、ツンデレビウムの巨体に阻まれる。

(´・ω・`)「モララー! 加勢するぞ!」

 彼女の味方をしても、最後に倒せないのでは意味がない。
 つまり、彼女を野放しにする場合、いずれこの消防車を相手し勝利する必要があるのだ。
 この狙撃は、彼女の討伐に加勢するという意思表示だと、モララーは判断する。

( ・∀・)「さて、どうやって倒す?」

(´・ω・`)「当面の目標は、ずぶ濡れの寒さでツンデレビウムから引きずり出す、でおk?」

( ・∀・)「おk。濡れ濡れ巨乳美女も、ちょっと拝んでみたいしね」

 モララーがタンクを背負ったまま中庭へと飛び出し、半裸のショボンがゆっくりと背後へ近寄る。
 二人だけでは勝ち目がない、だが、戦う意思を示せば付いてくる者もいるはずだ。

川 ゚ー゚)「かみに ケンカをうるとは‥‥どこまでも たのしい ひとたちだ!

 二人の変態がツンデレビウムを挟撃するが、彼女は不敵に笑ったままだった。


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:05:59.14 ID:eEaHCflw0
 
 一呼吸の間、ディーゼルエンジンの音が響いた。

( ・∀・)「砲撃に注意しろ。見掛け倒しじゃねえぞ」

(´・ω・`)「まあ、そうだろうね。了解」

 それだけ声を交わすと、互いに無駄撃ちはせず、砲撃に注意しながらクーを中心に回るように移動した。
 砲撃を食らえば吹き飛ばされる威力である。まっすぐ突撃するのは自殺行為だ。
 そして、このサイズならば当然ではあるが、砲身が左右の首振りに弱いことを看破していた。

( ・∀・)(違うな……手動で照準をつけるため、人間の骨格と筋肉の特性上、外の動きに弱いはずだ)

 砲身は向かって左側についている。
 そこでモララーは、得意な方向から回り込むように動いた。
 これならば、相手が放水したタイミングで苦手な方向へ回避することができる。

川 ゚ー゚)「甘い! 甘いぞドモン!」

(;´・ω・)「なっ!」

 モララーを正面に据えて回転していた車体が突如逆ターンし、ショボンが思わず口を上げる。
 後方は車体に防がれることから、ショボンがサイドへ回り込んだのはいうまでもない。
 車体と砲身との同時方向転換により、彼は射程圏に収められる。


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:06:05.33 ID:G4TaVaImP
 
(;・∀・)「避けろショボン!」

(;´・ω・)「無茶言うなって!」

 襲い掛かる高水圧を、ライフルを抱え込み背で受ける。 
 通常の水鉄砲とは違い、ホースの水流のようなビーム状ではなく水の砲弾と呼ぶべきものだった。

(;´ ω )「がっはあ……!」

 ライフルを守ったのは、攻撃手段を破壊されるのを防ぐため。
 背で受けたのは、サッカーにおける咄嗟の回避と同じ手段だ。
 野球ボールほど水の塊が、むき出しの肌をさらに内臓を強く打ち、彼はその場で転げまわる。

( ・∀・)(圧力を利用し、一瞬だけ放水する銃弾方式なのは、水の温存と一撃必殺を狙ってか?)

 彼はその装備が、水を小さなセルにポンプで圧縮し、叩き出していると看破した。
 銃でいう薬室へ少量の水を移し、それを限界まで圧縮した後、薬室を開放することで弾き出すものだろう。
 それならば連射は利かないが、一撃の威力を上げられ、使う水が少なくて済む。

( ・∀・)+「その砲撃、連射できないな!?」

 そう、ポンプによる吸い上げと圧縮を行う間、砲撃を使うことはできない。
 機材の性能にも寄るが、最低でも数秒、最大で数分は二発目が飛んでくることはない。
 事前に二発目を汲み上げてあるとしても、今車体から響く音とは別にもう一台分ポンプ音がするはずだ。

( ・∀・)「この距離なら、数秒あれば充分すぎる!」

川 ゚ー゚)「んー? 誰が攻撃手段がひとつだといった?」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:08:54.40 ID:eEaHCflw0
 
 彼女が叩くキーボード操作に連動し、サイドの武装コンテナが開放される。
 そのコンテナから手早くバズーカを取り出し、発砲。

( ・∀・)「は? えええええ!?」

 淀みのない流れるような動作に驚嘆しながら、モララーは水圧弾を顔面に食らってうずくまった。

(´゚ω゚`)「ねばー……だいっ!」

 その数秒で回復を果たしたショボンが、よろめきながら立ち上がる。
 それに合わせ、コンテナからはワイヤーをつけた錘が射出され、ふらつく身体に巻きついた。
 直後、ワイヤーに無数にくくりつけられた水風船がいっせいに爆発する。

(;´・ω・)「爆導索かっ!」

川 ゚ー゚)「このツンデレビウムを相手することは、対人サイズのデンドロを相手することに等しいぞ!」

 この放水車はただの高圧水弾射出装置ではなかった。
 炎を水に置き換え、劇中の武装を再現した装備が多数備え付けてあったのだ。
 ここまでくれば、地上向けに換装された小型のデンドロビウムと言って過言ではない装備だ。

(;・∀・)「やりすぎだってそれ!」

 ワイヤーを解こうともがくショボンを尻目に、彼女はバズーカをコンテナに収納する。
 このバズーカは一発しか撃てないように見えるが、彼女のことだから安心は出来ない。
 あれがハイパー・バズーカのパロディならば、手動で弾丸を補充出来るようにしているはずである。
 さらに、武装はまだ無数あるのが見えた。


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:08:56.56 ID:vL/BDT8lP
 
 まさしく、要塞。
 まさしく、最強。
 まさしく、修羅。

川 ゚ー゚)「どうする。どうするんだ? 化け物はここにいるぞ!! キリスト教徒」

 それは、他とは桁違いのレベルで君臨する無敵の移動兵器だった。

(;・∀・)(兵器? 違う。あれの本質は、オプションの充実した移動武器庫だ。水の充填と格納が目的か)

 そう、一度に使い切ることがなければ、デンドロは彼女の武器庫となる。
 水鉄砲においてリロード時間は、もっとも無防備になる瞬間だ。
 彼女はそれを自動化することで、絶えることのない怒涛の攻撃を実現していた。

川 ゚ー゚)「倒すんだろ? 勝機はいくらだ? 千に一つか万に一つか。億か? 兆か? それとも京か?」

(;´ ω )「それがたとえ那由他の彼方でも 俺には充分に過ぎる!!」

( ・∀・)「ショボン?」

(´・ω・`)「モララー、作戦がある。ちょっと耳貸せ」

 ワイヤーをぶち切ったショボンにモララーが駆け寄る。
 その間、二人ともクーから目を離すことがない。
 だが、彼女はどう足掻いても勝つ自信があるのだろう。それを止めることをしなかった。


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:10:58.99 ID:eEaHCflw0
 
(´・ω・`)「いいか? まず……」

( ФωФ)『ストーップ』

( ・∀・)「あ? なんだよ。ロマ死ね」

(´・ω・`)「黙っとけロマネスク。次喋ったら、縫うぞ」

( ФωФ)『審判が黙ったら勝敗つかんぞ、おまえら』

川 ゚ -゚)「じゃあ、用件だけ言ってさっさと縫え」

( ФωФ)『だから、それやったら勝敗かないである。まあいい、ショボンアウト』

(´゚ω゚`)「なにいいいいいぃぃ!?」

(;・∀・)「おいいいいいいぃぃいぃ!」

( ФωФ)『なんか、門のところにショボンのTシャツ捨ててあるぞ』

(´゚ω゚`)「バカな!? 場外に飛ばしたはずだ!」

(;・∀・)「風で飛んだとか?」

川 ゚ -゚)「この強くもない風で、水を含んだTシャツが飛んだのか?」

( ФωФ)『とりあえず、こっちこい。服もストーブもあるである』


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:11:03.27 ID:vL/BDT8lP
 
 - 中間発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
  _
( ゚∀゚):三階・要塞部屋 ( ^ω^):北側倉庫脇
('A`):屋上>三階 ( ・∀・):中庭
lw´‐ _‐ノv:裏庭 川 ゚ -゚):中庭
(*゚∀゚):管理棟一階

◇でっど◇

(´・ω・`)
( ФωФ)※審判



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:13:10.39 ID:eEaHCflw0
 
(´・ω・`)「あ、ここあったけえ」

( ФωФ)「おい、服着ろ」

(´・ω・`)「おっかしいなぁ。負けるわけないと思ったんだが」

( ФωФ)「まあ、普通はそうであるな」

(´・ω・`)「んー誰か外出たのか? 凄いね、カメラワークを把握しきって初めてできるよそれ」

( ФωФ)「こんなことができるのは二人だけである」

(´・ω・`)「あーあのバカップル? 凄いね奴ら」

( ФωФ)「なんだかんだで、あの二人は本能的に長寿タイプである」

(´・ω・`)「確定的に明らかだな」

( ФωФ)「ところで、いつになったら服を着るのであるか?」

(´・ω・`)「え? なんか気持ちよくなってきた」

( ФωФ)「あの、近寄らないでくれる?」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:13:13.89 ID:vL/BDT8lP
 
( ФωФ)「お、見ろ。デンドロ相手に一人奮闘してるぞ」

(´・ω・`)「がんばるねー。お、救援もうついたのか!」

( ФωФ)「はやい!」

(´・ω・`)「きた! 盾きた!」

( ФωФ)「メイン盾きた!」

(´・ω・`)「これで勝つる!」

川 ゚ -゚)『黄金の鉄の塊で出来ているナイトが皮装備のジョブに遅れをとるはずは無い』

(´・ω・`)「戦闘しながら会話に割り込むなwww」

川 ゚ -゚)『うるさい、気が散る。一瞬の油断が命取り』

( ФωФ)「お前が話し掛けてきたであるwww」

川 ゚ -゚)『想像を絶する悲しみがブロントを襲った』

( ФωФ)「無線使うなら、せめて会話しろwwwww」

(´・ω・`)「お前らにブロントの悲しみの何がわかるってんだよ」

(;ФωФ)「あれ? なんで我輩が攻められているのであるか!?」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:15:45.55 ID:eEaHCflw0
 
◎すてーじ:中央管理棟三階

 ドクオが三階に到達し、警戒をしながら足を止めた。
 彼は屋上から駆け下りる最中、ジョルジュと出会うと考えていたのだ。

('A`)「廊下にすら、いないのか?」

 もじもじスタイルのまま、ゆっくりと廊下を進む。
 外でモララーとクーが闘争をしている姿を横目に見つけ、モララーと戦わずに済むことを一人安堵した。
 しかし、ジョルジュの姿が見えないのは、別の問題である。

('A`)(ジョルジュがなに考えているかわからん。何か企んでるなら、優先的に潰すべきだな)

 そのとき、前の部屋から小さな物音を聞きつけた。
 廊下にいる彼がその音に反応できたのは、行幸か、それとも不幸か。
 さりとて無視することもできず、彼はゆっくりとその部屋の前に歩み寄った。

(;'A`)(さて、位置関係から、ジョルジュがここにいるのは明白だ。どうする?)

 音が出るような環境ではない。
 配置と時間的にここへ到達可能なモララーが、中庭で戦闘するということは現状彼しかこの部屋にいない。
 なにか特殊な仕掛けをしている場合、部屋に突入すれば負けることすらありうる。

(;'A`)「……ここは、攻め時だ!」

 ライフルをゆっくりと身構え、ドアノブに手を掛ける。


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:15:51.00 ID:vL/BDT8lP
 
 まず、ドアを脇からすばやく開け放ち、ワンテンポ置く。
 これで相手がトラップを仕掛けていたときに、それに巻き込まれることがない。
 そして、素早く屈みながら部屋に入ると同時に発砲。
 これにより、相手が反応するよりも早く攻撃でき、なおかつ相手の反撃を屈むことで避ける。
  _
( ゚∀゚)「やあ、ドクオ君。どこを撃っているのかな?」

('A`)「いや、お前ほどじゃねえよ」

 彼の攻撃はジョルジュが座る椅子から離れた場所に当たった。
 一方ジョルジュは、彼が部屋に突入すると同時、扇風機に向かって一撃を放っていた。
 それをセンサーで感知したのか、自動砲台が次々と乱射される。

('A`)「なるほど、無敵の要塞ってわけか」
  _
( ゚∀゚)「シャチョサン遊んでいかなーい? 今なら安くするぜー?」

 扇風機に当たった水は、四方へランダムな軌道を描く。
 そして、乱射される水の流れは、複雑に蠢いて、瞬く間に部屋を水浸しにした。

('A`)「凄いな。俺がドライスーツ着てなかったら一発だったぜ」
  _
( ゚∀゚)「どうも。これでも仕掛けに二日かかってな」

 ドクオは水を浴びないよう、素早く後ろに下がり、突破の方法を模索した。
 しかし、その間にもジョルジュの放つ水が顔に当たり、うざったくて仕方がない。


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:18:24.58 ID:eEaHCflw0
  _
( ゚∀゚)「さて、俺は盾もあるし身体を固定してる。罠だってあるぜ? さあ、どうやって突破する?」

 たしかに、彼の作った要塞は容易に突破できるものではないだろう。
 今見えていない他にも、無数のトラップが張り巡らされているはずだ。
 この要塞は見方を変えると、デンドロを相手する以上に面倒かもしれなかった。

('A`)「……んーなんだ。その。がんばれ」
  _
( ゚∀゚)「は?」

 そんな面倒な相手ならば、こちらがわざわざ戦う必要はない。
 二月のうすら寒い廃墟に水浸しの部屋、スプリンクラーのように舞う水の嵐。
 ストーブ一つで耐えられるレベルではなかろう。

('A`)「俺は降りる。じゃあな」
  _
( ゚∀゚)「ちょw待てよwwwwwwwやっべ寒いwwwwwww」

 無情にもドクオは要塞のドアを閉めて、どこかへと歩き出してしまう。
 追いかけようにも身体は固定されているのだ、すぐに出ることができないはずだ。
 たとえ戒めを解いても自らが仕掛けたトラップが待ち受ける。
  _
( ;゚∀゚)「俺を置いていかないでくれ!」

 チェックメイトだった。


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:28:22.75 ID:eEaHCflw0

 - 中間発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
  _
( ゚∀゚):三階・要塞部屋 ( ^ω^):北側倉庫脇
('A`):三階廊下 ( ・∀・):中庭
lw´‐ _‐ノv:裏庭 川 ゚ -゚):中庭
(*゚∀゚):管理棟一階

◇でっど◇

(´・ω・`)
( ФωФ)※審判



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:31:27.06 ID:eEaHCflw0

◎すてーじ:裏庭

 その頃、ブーンは二階から雨どいを伝って、裏庭へと降りていた。

( ^ω^)「む」

lw´‐ _‐ノv「よ」

 ブーンが裏庭に出ると同時、彼女とかち合った。
 手早く着地し、ライフルを構えるも、相手が複雑に移動を続けるため、狙いがつかない。

lw´‐ _‐ノv「どうしてそんなところから降りてきたん?」

( ^ω^)「ちょいと借りたものがあるんだお」

 言い合いながら、彼女の乳母車と向かい合った。
 正面から彼女が突撃してくるのは、ブーンにとって最大の好機。
 しかし、次の瞬間、乳母車からマシンガンが飛び出し、ブーンに猛攻を与える。

(;^ω^)「ちょwwww映画版wwwwww」

lw´‐ _‐ノv「ロマ? アウト?」

( ФωФ)『ん? いやセーフ。ブーンもTシャツを着てないであ……ええええ!?』

 いつのまにか隠したのだろう。ブーンもTシャツを着ていなかった。
 そして、その手には一丁の銃が握られている。
 先ほどまで、ロマネスクの持っていた超高水圧狙撃銃だった。


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:32:31.79 ID:eEaHCflw0

( ^ω^)「ふふふ、パーティの始まりだお」

 跳ねるように動いたブーンが真横から接近しようとすると、三日月型の水が飛び出す。
 彼は持ち前の反射神経でそれを回避し、一撃放つも飛び出した強化ガラスに阻まれる。
 センサーに攻撃が察知されれば、それに反応してガードする仕掛けだ。

lw´‐ _‐ノv「無駄無駄無駄無駄無駄ァー!!」

 どうにも、乳母車の動きはこちらの動きに対応した戦術を組み立てるようだった。
 その動きは機械的なしかし、だからこそ読み難い複雑な軌道をランダムに描く。
 同時に攻撃を察知し、パターンを読み込み、こちらの一手先を読んでくる。

( ^ω^)(ふむ……だが、避けられないほどではないお)

 接近すれば一太刀、正面に捕らえればマシンガン、サイドを狙えば水のカッター。
 単純だが、複雑で読み難い動きを合わせれば、それは驚異的な敵となるはず、だった。
 しかし、水鉄砲の予想外の威力と、ブーンの超人的な身体能力がそれを阻む。

( ^ω^)「温い! 軽い! 甘い! 脆い! 亀ですか貴方は!」

 小太りのくせに、慣性を無視しかねない瞬発力。
 マシンガンを向けてから着弾までの間に、察知し回避する反応速度。
 強化ガラスが反応できない距離への接近と弾速。

lw´‐ _‐ノv「人間……なのか?」

 音だけを頼りに、視界の外からの攻撃を察知し回避する。
 時代が変われば、もしや英雄と呼ばれていたかもしれない人材だ。


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:35:08.38 ID:eEaHCflw0
 
( ^ω^)「その程度のポンコツ、相手にならなんお」

 だが、彼女の乳母車はその程度で負けるような代物でもなかった。
 姉のクーがあのレベルの武器、いや、兵器を作り出すのである。
 彼女の技術力も推して知るべしだ。

lw´‐ _‐ノv「言葉を慎みたまえ。君はラピュタ王の前に居るのだ」

 そして彼女は、最終兵器を取り出す。

(;^ω^)「ちょwwwwやっべえwwww」

 それは、巨大なライフル銃だった。
 だが、全長1118mmを超える銃はもはや砲の一種にさえ見えた。
 ウェザビー・マークVライフル。本来は象狩りなどで使用される大型化け物ライフルだ。

lw´‐ _‐ノv「ランチェスター大聖堂の銀十字錫を溶かして作った13mm爆裂鉄鋼弾だ」

 銃口がブーンに照準を定め、引き金に指を掛ける。
 発砲と同時に、水鉄砲とは思えない速度の銃弾がブーンの真横を過ぎった。

lw´‐ _‐ノv「こいつを喰らって平気な化物(フリークス)なんかいないよ」

 実際にはウェザビーのモデルガンを改造した水鉄砲なのであろう。
 接続されたホースの類は、恐らく乳母車から水やガスを補給するためであるはずだ。
 ポンプならばもっと大型になるはずなので、この尋常でない初速はガス圧とみていい。


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:37:47.61 ID:eEaHCflw0
 
 マシンガンよりも圧倒的に速い水の塊は、流石のブーンでも回避不可能だった。
 なによりも、彼女の意外なほど上手い射撃の腕が、それを妨害する。
 その弾丸は、水でできているも関わらず、着弾と同時に爆ぜるような音を立て四散する。

(;^ω^)「いって! いったああ! 」

lw´‐ _‐ノv「見ろ! ブーンがゴミのようだ!」

 突如攻防が逆転し、破滅的な威力を盾に猛攻を開始するシュー。
 なんとか回避できることもあるが、避けるのが精一杯で反撃に転じることなどできない。
 いや、攻撃以前にその連射力と威力が彼を竦ませる。

(;^ω^)「その威力、反則だお! 痛ってえ!」 

lw´‐ _‐ノv「ははは、ならば降参したまえ。ブーン君」

 反撃もままならず、なんとか距離を取るが、接近しなくてはガラスの防御を破れない。
 かといって、接近すれば彼女のウェザビーの痛い一撃を、避けることが出来なくなる。
 万事休す、ブーンはジリ貧による敗北を覚悟した。


 しかし、天は彼を見捨てることをしなかった。
 


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:39:18.98 ID:eEaHCflw0
 
 彼女の乳母車は、何らかのセンサーでブーンを補足していたのだろう。
 そして敵がセンサーの外に出れば、機械としては索敵をするしかない。
 乳母車にとって、どんなに近かろうと、センサーに反応しない相手は見えていないのだから。

(;^ω^)「お?」

 ウェザビーの高威力を嫌ってブーンが距離を取った。
 それにより、乳母車が索敵用のランダム移動を開始したのだ。
 それも、ブーンから距離を取る方向へ。

( ^ω^)「おー」

lw´‐ _‐ノv「おお、どうどう。機嫌が悪くなったかい? アメちゃんやるからブーンに突っ込め乳母車」

 なにを言おうと、ランダム移動によって適当に我が道を行く乳母車は止まらない。
 かといって、彼女のウェザビーは乳母車から離れて運用することができないはずだ。

lw´‐ _‐ノv「ばいばいきーん」

( ^ω^)「なんというアホ」

 彼はシューの設計ミスによって、辛くも引き分けを得た。
 それが自分の能力ではないことを自覚し、神に感謝する彼に急報が舞い込む。

(*゚∀゚)「おい、ブーン!」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:42:58.12 ID:eEaHCflw0
 
 - 中間発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
  _
( ゚∀゚):三階・要塞部屋 ( ^ω^):中庭
('A`):管理棟>中庭 ( ・∀・):中庭
lw´‐ _‐ノv:南倉庫脇 川 ゚ -゚):中庭
(*゚∀゚):中庭

◇でっど◇

(´・ω・`)
( ФωФ)※審判



82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:46:22.28 ID:eEaHCflw0
 
◎すてーじ:中庭

 ジョルジュを放置してから数分後、彼はついに中庭へと到着した。

('A`)「おーおーやってるやってる」

 そこでは、手練達がデンドロに挑む、地獄絵図が展開されていた。
 すでに中庭は水浸しとなって、ぬかるみに足を取られながらも、善戦している。
 いや、三人に囲まれ、それでも対等以上に戦うデンドロが異常というべきか。

( ・∀・)「ブーン! 右側から回り込め!」

( ^ω^)「無理! 左から回り込むお!」

(*゚∀゚)「バック取った! あれ? うひゃぁ!」

 三方向からの同時攻撃を前に、しかしデンドロは、その強さを揺らがせることがない。
 ペットボトルロケットの原理で後方邀撃ミサイルが発射され、大量の水がつーを襲う。
 同時、接近したモララーをメガ・ビーム砲で屠り、回り込もうとするブーンをライフルが迎える。

川 ゚ー゚)「七英雄は最強。その中でもこのクー様が最強なのだ!」

 ドクオが参戦したことを足音から察知し、巨大な水風船を投げつけ、同時にガトリング砲を乱射する。
 立ち上がったモララーにバズーカをお見舞いし、周囲にマイクロミサイルをばら撒き牽制する。
 マイクロミサイルと同時、ブーンを正面に据えるように回転し、足止めも怠らない。


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:49:07.90 ID:eEaHCflw0
 
( ^ω^)「ぷはっ」

('A`)「あいたたた……ゲホゲホッ」

 ブーン口に入った水を吐き出し、転んだドクオが立ち上がりながら咽る。
 二人とも追撃は警戒しているが、攻撃に打って出る様子はない。
 突撃の無意味さに気づき、反撃の策を練っている、そんな顔だ。

( ・∀・)、「ゲホゲホ……ぺっ口に水入った」

(*゚∀゚)「大丈夫?」

 モララーとつーも同じ考えのようで、四人に増した包囲網はこう着状態に陥る。
 この場にいる全員が、恐ろしい速さで思考を巡らせる中、一人クーだけが悠然としている。

( ^ω^)「ドクオも増えたし、これまで通り、弾切れ狙うかお?」

( ・∀・)「おk、5……4……」

 モララーのカウントダウンを待たずに、デンドロが動き出した。
 それに合わせて、全員がサイドを取るよう訓練された動きで散開する。
 サバイバルゲームをこなした彼らは、その程度の行動は容易かった。


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:50:43.45 ID:eEaHCflw0
 
 この中では短距離走に最も優れたつーが、モララーを囮にサイドから水を撒く。
 Tシャツをジャージで隠す彼女は、同時に最も狙われやすい人間だ。
 そのことから、彼女は接近せず、後方支援がメインとなる。

(*゚∀゚)「前方注意! 溜まってるぞ!」

 サイドに付いた後方支援が、ポンプ音から攻撃の前兆を読み取り、囮に指示を出す。

( ・∀・)「右前方! バズーカ出したぞ注意しろ!」

 正面で囮役をする人間は指示を受けながら、クーの動きを周囲に伝える。
 右手がメガ・ビーム砲でふさがっているため、彼らから見て右側がバズーカの狙いやすい方向となるのだ。

( ^ω^)「がはっ! 接近失敗! 体勢を立て直すお!」

 そして、両サイドについた身体能力の高い二人が、接近を試みる。
 彼女の長い砲身は、接近すれば無効化できるためだ。
 バズーカの直撃に足止めを食らいながら、巨体でダンスするように動くデンドロを追いかける。

(;'A`)「取った!」

( ・∀・)「ダメだ、引け!」

 ついにドクオは接近し、しかし、鋼の巨体が繰り出す体当たりを食らいかけ、素早く離れた。
 直後の素早い方向転換に驚く間に、至近距離の砲撃が放たれ、泥濘に足を奪われる。


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 00:52:13.14 ID:gzsUeLrL0
タイトルからは想像もつかないほどの熱いバトルwwwwwww
なにこれかっこいい


87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:00:06.13 ID:eEaHCflw0
 
川 ゚ー゚)「圧倒的じゃないか、我が軍は!」

( ・∀・)「よっしゃ! もぐった!」

 隙を見て足元に滑りこんだモララーに、彼女はガトリングをお見舞いする。
 顔を抑えて耐えようとするが、かなりの水が合間を縫って攻め込む。
 堪らず、モララーは後方へと逃げ出した。

川 ゚ー゚)「おじさんに背中を見せるなんて」

(*゚∀゚)「こっちさっ!」

 その背後に追撃を加えようとするクーに、つーが横槍を入れる。
 しかし、その対応は早く、ガトリングがドクオごと巻き込み掃射された。

(;'A`)「こっちもか!」

( ・∀・)「離れろ! オラオラオラオラオラオラ!」

 掃射の間に距離を取ったモララーが、同じくガトリングで対抗するが砲撃で迎撃される。
 だがそれは、攻撃よりも味方を庇うことに重点を置いた攻撃だ。
 また距離を取った一同が、リロードするつーを庇うように動き、また追い散らされる。

川 ゚ー゚)「ナチスの科学は世界一イイイイ!!」

 それはまるで吼える少女を中心とした、不恰好な演舞のようだった。

(::::::::::::::)『それじゃあ……』


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:00:16.25 ID:vL/BDT8lP
 
( ^ω^)『こいつはどうだお!?』

川;゚ -゚)「ぐっ……」

 隙を見て管理棟に逃げ込んだ彼は、銃の射程を生かした二階からの遠距離狙撃にでた。
 当然、メガ・ビーム砲はそれ以上の射程を持つが、彼もバカではない。
 窓の下に潜り込み、まるでモグラ叩きのように、顔を出しては一撃を繰り返す。

('A`)「悪いな」

(*゚∀゚)「足元がお留守さ!」

 ブーンを攻撃しようとすると、視界が上にいくことになる。
 その隙を逃すはずもなく、二人が真下から攻め、さらにそれをガトリングが支援する。
 デンドロを前に、わずかにでも希望は見えた。追い込んだようにさえ、見えた。

川; - )「こちらがしたてに出ていれば 調子に乗りやがる。プロテスタントのクソ雑巾共が」

 だが、それは幻想。

(*゚∀゚)「うっひゃぁ!」

 まずはつーにガトリングとライフルの集中砲火が飛んだ。
 彼女が撤退すると同時、目標はドクオに切り替わった。
 その上、ブーンにマイクロミサイルを打ち込み、モララーに二発砲撃を与えた。

川; ー )「はははははははははっ!」 

 それでもまだ、彼女は圧倒的に君臨した。


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:01:47.76 ID:vL/BDT8lP
 
 多少の被弾を無視し一人ずつ対処すれば、デンドロの圧倒的な火力に物を言わせることができる。
 いや、一人ずつなどとはいわない。
 四人同時で始めて対等かそれ以下、被弾を無視すれば二対一に二回勝てばいい。

川; ー )「我らは第13課 神罰の地上代行者なり」

 彼女の行動から、水が切れるような気配はない。
 この余裕からすれば、他の水切れの方が早いだろう。
 この放水車の半分は、水用タンクであると考えてよさそうだ。

川 ゚ー゚)「我らは一切の矛盾無くお前の夢を打ち砕く」

 まるで、彼女は生きた悪夢だった。

(; ・∀・)「分が悪すぎるだろこれ」

('A`)「作戦タイム!」

川 ゚ー゚)「いいだろう。卑怯だなどと喚かれても困るからな」

( ^ω^)『え? いいのかお? まってそっち行く』

(*゚∀゚)「作戦でどうにかなる相手に思えないんだけどなー」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:02:24.33 ID:eEaHCflw0
 
(´・ω・`)「おー二階から飛び降りた。すげえな。ブーンのあれ」

( ФωФ)「パルクールであるな。あいつの尋常ではない速さの源である」

(´・ω・`)「ピザなのによくやるよ」

( ФωФ)「まさか、この部屋に窓から侵入されるとは思わなかったである」

(´・ω・`)「っていうか、舞台設定間違ったな。あいつ強すぎる」

( ФωФ)「それを言うなら、あのデンドロを止めるべきであっただろう」

(´・ω・`)「んだね。お? どうしたジョルジュ?」

  _
( ゚∀゚)「寒い、ギブ」

( ФωФ)「ジョルジュアウトー」
  _
( ゚∀゚)「マージャンやろうぜ麻雀」

(´・ω・`)「復活早いな。面子足りないって。あ、トランプあるよ」
  _
( ゚∀゚)「ラミーで。てか、何で半裸なの?」

(´・ω・`)「色々とね。ロマは審判集中してね」

(; ФωФ)「ま、負けた方が審判交代である!」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:05:02.86 ID:vL/BDT8lP
 
 - 中間発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
( ^ω^):中庭 (*゚∀゚):中庭
('A`):管理棟>中庭 ( ・∀・):中庭
lw´‐ _‐ノv:南倉庫脇>中庭 川 ゚ -゚):中庭

◇でっど◇
  _
( ゚∀゚)(´・ω・`)
( ФωФ)※審判



94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:05:20.96 ID:eEaHCflw0
 
( ^ω^)「こうなったら、石破ラブラブ天驚拳しか……」

('A`)「誰と誰がやるんだよ」

(///ω//)

(;'A`)「顔あからめんなー!!」

(*゚∀゚)「ラブラブする?」

( ・∀・)「いや、待て? その案で行けばいいんじゃないか?」

(* ∀ )「ええっ?」

( ・∀・)+「超級覇王毒男弾なんてどうだろう!」

(*゚∀゚)「ああ、ああ、うん。うん?」


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:07:41.18 ID:vL/BDT8lP
 
( ^ω^)+「なるほど。いいかもしれんお」

(;'A`)「まって! 具体的にそれはなにをするの?」

( ・∀・)「いや、いいから」

( ^ω^)「いいから、はやくやれ」

(;'A`)「マジデ? 無茶ぶりにもほどがあるぞ!?」

(*゚∀゚)「こいつらえげつねえ」

( ・∀・)「まあ、一応、作戦ではあるから、いけ」

('A`)「本気? じゃあ信じるけど」

( ^ω^)「他に作戦浮かばんし、骨は拾ってやるお」

('A`)「負け前提じゃねえか」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:08:54.81 ID:eEaHCflw0
 
川 ゚ー゚)「さて、どうするんだ? 早く早く! 早く早く!」

( ^ω^)つ「超級覇王毒男弾!」

 クーの言葉に、ブーンは勢いよくドクオの背中を叩き、彼はよろよろと前へ出た。
 しばらくきょろきょろと周りを見るも、やがて無駄を悟ったのか、ため息一つ、突撃を試みる。

川 ゚ -゚)「えい」

 クーはそれに対し、砲身を押し当て零距離発射で迎えた。
 ドクオはシーマ様のように無残に散った。

(゚A゚)

( ;ω;)「ドクオオオオオオオオオオ!」

( ・∀・)「よく考えたら、ドクオさっきから攻撃されまくってたじゃん」

(*゚∀゚)「ああ、クーにゃんの恋心に期待したのか。無駄だろ」

(;A;)「もう無理降りる! カマーン!」

 そう叫ぶと、彼は某歌手のようにドライスーツを肌蹴て、管理棟へと逃げていった。

( ФωФ)『ドクオアウト』


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:10:38.18 ID:vL/BDT8lP
 
(*゚∀゚)「作戦タイムパート2!」

川 ゚ー゚)「どうぞ」

( ・∀・)「どうすんの?」

(*゚∀゚)「みんなの力を分けてもらうとか?」

( ^ω^)「いやいやいやいや」

( ・∀・)「つっても、そもそも相手の武器がな」

( ^ω^)「ありゃ兵器っていうんだお」

(*゚∀゚)「じゃあ、これは?」

( ・∀・)「なにそれ?」

(*゚∀゚)「巨大な風船。バランスボールくらいある奴」

( ^ω^)「マジでみんなの力を分けてもらうの!?」

(*゚∀゚)「言い出したモララーよろしく」

(;・∀・)「え? マジで俺!?」




101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:11:29.97 ID:eEaHCflw0
 
川 ゚ -゚)「それは何かの冗談か?」

(;・∀・)「オラに力をわけてくれー」

 モララーは両手で巨大な球体を持ち上げていた。
 大量の水を詰め込んだ風船だ。
 全員、どう当てるかなど、考えていない。

川 ゚ -゚)「えい」

 クーはそれに対し、砲撃で対抗した。
 人間にではなく風船に直接だ。
 大量の水を孕んだ風船は、モララーの頭上で当たり前のように破裂した。

(; ∀ )

(*゚∀゚)「モララアアアアアアアア!」

(; ∀ )「やだ、寒い。おうち帰りたい」

( ^ω^)「作戦タイムパート3!」


102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:13:53.84 ID:eEaHCflw0
 
川 ゚ー゚)「いいだろう。三分間待ってやる」

( ^ω^)「どうするお?」

(*゚∀゚)「てか、こうやって動かないで屈んでると寒くなってきた」

( ・∀・)「無理すんなよ? 風邪引かれても困るぞ?」

(*゚∀゚)「いや、うん。だいじょぶ。てか、震えてるあんたに言われたくない」

( ^ω^)「僕も流石に震えてきたお」

( ・∀・)「無理しろ、成せばなる」

(*゚∀゚)「お前の脂肪はその程度か」

( ^ω^)「お前、それ否定したら、惨めなだけだお」

( ・∀・)「で、なんかお前ら、武装とかないの?」

( ^ω^)「僕のってか、ロマの狙撃が安定かおー? 一応、本気ださせたし」


103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:14:00.68 ID:vL/BDT8lP
 
( ・∀・)「むしろ、中に立て篭もってクーをステイメンにした方がよくない?」

(*゚∀゚)「普通に妨害されるし、外から反撃されるだけじゃない?」

( ^ω^)「身動き取りにくいよう、倉庫に逃げたらどうだお?」

( ・∀・)「それも妨害されて、一人嬲り殺されるのがオチだな」

(*゚∀゚)つ゚「あ、つーちゃんこんなの持ってるよ」

( ^ω^)「なにそれ?」

( ・∀・)「ナイスつー! っていうか、さっきだせ!」

( ^ω^)「なにそれ?」

(*゚∀゚)「えへへー」

(;^ω^)「マジでなにそれ!?」


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:15:44.19 ID:vL/BDT8lP
 
川 ゚ー゚)「時間だ。答えを聞こう!」

(*゚∀゚)「「バルス!」」(・∀・ )

 作戦を終了した彼らは、クーの元に閃光玉を投げつけた。
 マグネシウム粉末の燃焼が、辺りをまばゆく照らす。
 ビニールによる簡単な防水の中、不発しなかったのは奇跡といえよう。

川つ - )「ええいメインカメラをやられただけだ!」

 投げられた物を警戒し、注視してしまったために、クーが一時的に光を失う。
 その僅かな時間は彼らがリードするに充分な時間を与えた。

(; ω )「目がぁぁぁ! 目がぁぁぁ!」

( ・∀・)「よっしゃ逃げろ!」

(*゚∀゚)「障害の多い北側で!」

 二人は、まるで逃避行のように、並んで走り出す。
 ブーンを置いて。


105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:16:36.39 ID:eEaHCflw0
 
 - 中間発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
( ^ω^):中庭 川 ゚ -゚):中庭 lw´‐ _‐ノv:中庭
( ・∀・):中庭>北側倉庫 (*゚∀゚):中庭>北側倉庫

◇でっど◇
  _
( ゚∀゚)(´・ω・`)('A`)
( ФωФ)※審判



106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:17:49.08 ID:vL/BDT8lP
  _
( ゚∀゚)「よっしゃ、あがりっ。ピザポテいただくぜー」

( ФωФ)「ぐむむ、次スピードで」

(´・ω・`)「えーそれだとロマ強いじゃん。あ、ブランデー開けていい?」

('A`)「ういーっす、お前ら馴染んでんな。毛布くれ」
  _
( ゚∀゚)「ういーっす。ちょうどいい、そのブランデー、誰のか知ってる?」

(´・ω・`)「はい毛布」

('A`)「サンクス。え? なに? アルマニャック? センス的にたぶん、モラ。あ、でもあいつ車か」

( ФωФ)「分からないなら、開けないほうがいいである。焼酎でいいなら、赤霧島あるぞ」

(´・ω・`)「僕はストレートでいいや。この紙コップ使うよー」

('A`)「水も氷もないじゃんか、氷買ってくる」
  _
( ゚∀゚)「あ、じゃあ、ジャックダニエルと肴も買ってきてー」

('A`)「よく考えたら、俺今日バイクで来てないじゃん。だれか車ー」


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:19:13.52 ID:eEaHCflw0
 
( ФωФ)「モラとブーンとジョルジュ……の車は、クーが運転するとして」

(´・ω・`)「全員生き残ってるな。僕免許ないし」
  _
( ゚∀゚)「俺飲んじゃった。杉浦行って来い」

( ФωФ)「やはり我輩か、しょうがない」

('A`)「俺ビーフジャーキーかカルパスか鯨の干し肉がいい」
  _
( ゚∀゚)「俺はわさビーフと、さきいか」

(´・ω・`)「僕も乾き物がいいな。カワハギとか、あとコニャック残ってるからチョコレートも」

( ФωФ)「あとでまとめてメールで送れ。あとなんか適当に食べ物買ってくるである」
  _
( ゚∀゚)「おお、クレイジーソルトあるじゃん。誰だよ持ってきたの」

(´・ω・`)「たぶん、シューちゃんじゃない? 思考回路的に」

('A`)「岩塩ベースだし、つまみになるのか?」
  _
( ;∀;)「辛いこれwwwww」

(´・ω・`)「あほwwwwww直接なめるなwww」


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:21:01.16 ID:vL/BDT8lP
 
lw´‐ _‐ノv『あ、まずい。誰か助けろ。降りたら負けな気がする』

( ・∀・)「ん? どった?」

lw´‐ _‐ノv『悟空はやくきてくれー!』

(´・ω・`)『お? なんか動きあった?』

lw´‐ _‐ノv『いくら丼が食べたかったなーいくら丼が食べたかったなー♪』

( ・∀・)「懐かしいなおいwwww」

lw´‐ _‐ノv『食べたいっ食べたいっ食べたいーよっ♪』

(´・ω・`)『はい、シューアウトー』

(*゚∀゚)「え? ええ!? どうしたのさっ!?」

lw´‐ _‐ノv『うん、ランダムに動いてたら外でよった』

(*゚∀゚)「なんつうwwwwwww」

( ・∀・)「バカすぎるwwww」


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:21:40.43 ID:eEaHCflw0
 
 ◎すてーじ:中庭

( ^ω^)「ふむ、これは参ったお」

川 ゚ -゚)「そうみたいだな」

 ふと見渡せば、夕暮れに包まれる廃墟の中庭に二人っきり。
 武装していなければ、ときめきくらいは感じただろう。
 デンドロが、そんな空気ごと木っ端微塵に砕いていることが、ブーンは惜しいと思った。

( ^ω^)「悪夢か」

川 ゚ -゚)「死にさらせ白豚」

 方や、全身水浸しで、水鉄砲のライフルは弾切れ寸前。
 方や、デンドロビウムの駆動熱で温まり、タンクの水も半分は残って絶好調。
 けれど、彼は諦める様子を見せない。

( ^ω^)「我が名は死神!! 我らはヘルシング!! これより世界の敵を根絶やしに 参る!!」

 ワイヤーはない。だが、銃はある。なにより、負ける気がしない。
 砲撃を掻い潜り、反撃を与え、ガトリング砲の掃射を受け止め、バズーカを紙一重でよける。
 滑る地面に足を取られることはなく、優雅に速く、刺すように足元へ。


112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:23:01.81 ID:vL/BDT8lP
 
 轢き殺す寸前の動きで接近し、あわてたブーンが距離を取る。
 それでやっと、彼の動きを止めることができた。 

川;゚ -゚)「なんだこいつっ。今までの動きじゃないぞ!」

( ^ω^)「タイマンは得意なんだお」

 ブーンの銃はボルトアクションである。
 それも、かなり重たい機構を搭載し、恐らくロマは狙撃以外する気がなかったのだろう。
 接近の前に撃つと、ボルトを引く動作が出来ない分、攻撃の手数を減らしてしまう。

( ^ω^)「クククッククククク さあ!!殺ろうぜユダの司祭(ジューダスプリースト)」

川 ゚ー゚)「ハアハハハハハァ 今の様にはいかないぞ吸血鬼(バンパイア)」

 だから彼は、ボルトを引いて、愚直に突撃した。
 動体視力と反射神経にものを言わせ、脚力と瞬発力で成立させる。
 体力は底知らず、泥沼のような足元をカバーするスキル、彼は人の身で化け物となっていた。

川 ゚ー゚)「こい! 何度でも打ち倒してやる!」

 筋肉がバネのように力を溜め、爆ぜる刹那風のように駆け抜ける。
 砲身を掴んで身体を持ち上げ、同時、踏み台にして飛び上がる。
 恐ろしく速く、恐ろしく力強いそれは、一瞬で足元にたどり着いた。


113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:24:34.34 ID:eEaHCflw0
 
 砲身より内側に迫られ、さらにガトリングは彼を追って上空を指す。
 抜き出したバズーカも彼を追いきれず、照準を合わせるまでに僅かなロスが生まれる。

川 ゚ー゚)「ほう」

 その一瞬の、しかし、完全な空白地帯から銃口は、落ち着いてクーの顔面を捉えた。
 否、捉えたはずだった。
 だが、直撃したのは、向かって右肩。

川 ゚ー゚)「当てられただろう? 随分舐められたものだな」

(;^ω^)「あ、いや、服を狙ったほうが効果的とみたんだお!」

川 ゚ー゚)「この機体が出す熱量を考慮したまえ。服などすぐ乾くさ」

(;^ω^)「ですよねー」

 そこからブーンが追い詰められる。
 至近距離に迫ったはいいものの、ボルトを引く隙がない。
 そのことに気づいたのか、クーも距離を詰めて接近戦を挑み始めた。

(;^ω^)「くっ! まずいおっ!」

川 ゚ー゚)「どうしたブーン? 逃げてばかりで反撃がないなぁ」

(; ω )「……なーんてな」


116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:26:49.68 ID:vL/BDT8lP
 
◎すてーじ:北側倉庫

川;゚ -゚)「なっ! しまった!」

(;^ω^)「どうにか逃げ切ったみたいだお!」

 そう、彼は後退しながら、二人が逃げた北側倉庫へとたどり着いたのだ。
 クーが突如背後を見せ、走り出すブーンを追いかけるか躊躇する。
 その躊躇がさらなる好条件を生み出した。

(*゚∀゚)「ヒャッハー」

( ・∀・)「ガトリング砲、出力120%!」

 入り口で立ち止まった彼女に、バケツがひっくり返される。
 さらに、正面からやや上、倉庫の内部を囲う通路から、支援攻撃が降り注いだ。
 すでに全員が南側倉庫に集結し、クーは仕方なく倉庫へと進みだす。

(*゚∀゚)「かかったな! イッツショータイム!」

 その瞬間、倉庫全体が、いや廃墟全域の配管が爆発し、大量の水が嵐のように降り注いだ。

川;゚ -゚)「う…うろたえるんじゃあないッ!ドイツ軍人はうろたえないッ!」

( ^ω^)「それは死亡フラグだお!」

 いつの間にか遥か遠く、ボイラーらしき機材の上から、ブーンの狙撃がクーを襲う。
 このまま、ジリ貧でクーを追い詰めることができると、誰もが思った。


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:27:25.38 ID:eEaHCflw0
 
川 - )「狙撃兵なら明日のためにその1、「すごく見晴らしのいい所でうんと離れる」」

( ^ω^)「お?」

川 ー )「その2 「近づかれたら死を覚悟」ゆめゆめ忘れぬことだ のう?」

 だが、彼女の隠し玉はまだ尽きていなかった。
 ポンプ音が今まで以上に鳴り響き、まず、ガトリング同士がぶつかり合う。
 武装コンテナが開き、後方邀撃ミサイルが、真上にいるつーを襲った。

川 ゚ー゚)「波動砲、出力120%!」

( ・∀・)「ブーン! 離れろ!」

(;^ω^)「分かってっ――」

 メガ・ビーム砲の至近距離による最大出力射、前後の台詞から、彼らはそう考えた。
 そして、その標的はブーンであると、想像した。
 だが、違う。予想に反して至近に寄ったクーはその場で反転し、つーを狙う。

(*゚∀゚)「げげっ!?」

川 ゚ー゚)「一人ずつ潰していこう」

 今までとは、比較にならない超高威力の砲撃が、つーのジャージを引き裂いた。


119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:29:33.13 ID:vL/BDT8lP
 
 裂けたジャージから、Tシャツが覗く。
 その様子は、無機の目を通して審判に伝わっているだろう。
 だが、判定が下ることはない。

(* ∀ )「私はタダでやられる女じゃないよ」

川;゚ -゚)「審判はなにをやっているっ!」
  _
( ゚∀゚)『え? なにが?』

 彼女が手元のリモコンを操作した。
 その瞬間、先ほどの仕掛け爆弾ではなく、スプリンクラーが動作する。
 さらに、大量の粉塵が倉庫にいる全員を襲った。

川;゚ -゚)「ぐっ……駆動系を持っていかれたっ!」

 原因は、粉塵か、それとも許容外の水の量か、つーを狙うためにとった強引なドリフトか。
 デンドロの駆動系が異常をきたし、エンストしてしまう。
 それを視止めた瞬間、死肉に群がるハイエナのように二人の男が動き出す。


123 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:32:02.48 ID:eEaHCflw0
 
 彼女の死力を尽くした一撃が、ついにデンドロに有効打を与えた。
 どんなに掻き分けても、絶望の向こうにまた立ちふさがった絶望に、トドメを刺したのだ。
  _
( ゚∀゚)『あれ? バグかな? 止まってたみたいだ。つーアウト』

 それは奇跡の向こうに現れたものであっても、彼らは見逃すような人間ではない。
 脱出しようと焦せり熱くなる彼女の頭を冷やすように、水の連撃が襲い掛かる。
 例えその大半が、もうもうと立ち込める煙や、鋼の巨体に阻まれようと、彼らは決して諦めない。

( ・∀・)「よくやったつー! 君の犠牲は無駄にしない!」

 徐々に煙幕が晴れていく。
 落下するようにオーキスから脱出し、素早く体勢を立て直す。

( ^ω^)「ゲホッ! モララー! 降りたおっ! ゴホゴホッ」

 背面のギミックに弾倉とライフルを携え、バックパックにする。
 両腕にはフォールディングシールドとハイパー・バズーカ。
 デンドロの故障や、スタート配置が最悪だった場合、彼女はこの装備になることを想定していた。

川;゚ -゚)「まだだ! まだ終わらんよ!」

 オーキスを破棄しようと彼女にはまだ、圧倒的な力が残されていた。


124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:33:53.95 ID:vL/BDT8lP
 
 - 中間発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
( ^ω^):中央管理棟二階 川 ゚ -゚):中央管理棟二階
( ・∀・):中央管理棟二階

◇でっど◇
  _
( ゚∀゚)(´・ω・`)('A`)(*゚∀゚)lw´‐ _‐ノv
( ФωФ)※審判



126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:34:25.25 ID:eEaHCflw0
 
(*゚∀゚)「うーっす。あっれー? ロマちんは?」

(´・ω・`)「買出し。ピザポテうめー」

lw´‐ _‐ノv「審判にやらせんなよ。しかし、ローソンのおにぎりうめえな」
  _
( ゚∀゚)「オールドだれのー? 貰っちゃうよー」

('A`)「俺の飲んでいいよ。はい、コップ」

(*゚∀゚)「廃墟でくつろいでる学生の一団、すっげえちぐはぐだね」

(´・ω・`)「つーちゃん、椅子がいい? 座布団?」

(*゚∀゚)「座布団で、お酒は……ハイボールがいいな」
  _
( ゚∀゚)「クラブソーダどこだー。ウィスキーはオールドしかないけど、いい?」

lw´‐ _‐ノv「日本酒……はないから、このラム飲んでいい?」

(´・ω・`)「ペールラパ? たぶん、モラのだしおk」

('A`)「おおう、ポートエレンだと!? 誰の? 飲んでいい!?」

( ・∀・)『俺の俺の、少しならいいけど。あんまり飲むなよ?』

('A`)「サンクス! なんか、紙コップで飲むのがもったいねー」


127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:35:29.21 ID:vL/BDT8lP
 
(´・ω・`)「ウィスキーあんまりないな。モララーが持ってそうだが」

( ・∀・)『カルヴァドスだけど、車の中にモランあっから飲んでいいよ』

(*゚∀゚)「サンキュ! 取ってくる」

('A`)「鍵どこだー」

lw´‐ _‐ノv「がさ入れじゃー、わらわもいくー」
  _
( ゚∀゚)「うおー……回る回る」

( ・∀・)『たぶん、かばんの脇に置いてある』

(*゚∀゚)「あったー。いってくるさー」

(´・ω・`)「ああ、いいよ。僕がとってくるから。寒いでしょ」

('A`)「そういえば、エルドラド買ったって言ってなかった?」

( ・∀・)『悪いもってきてねえや。おっとうっ!』

川 ゚ -゚)『余所見するとは、いい度胸だな。あの世で後悔しろ!』

(;・∀・)『だれがっ!』


128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:36:11.76 ID:eEaHCflw0
 
◎すてーじ:中央管理棟二階

 コンクリートの屋内に水鉄砲の轟音が鳴り響く。
 デンドロのメガ・ビーム砲は、遠隔操作が可能であったため、安全域に退避した形だ。
 しかし、それでも彼女のハイパー・バズーカは脅威だ。

(;・∀・)「あっぶね!」

川 ゚ -゚)「ほう、まだ避けるか」

 モララーも必死の体で避けるが、ガトリングが回る余裕はない。
 かなりの重量を常に背負い続けた彼の体力は、すでに限界だった。

(;・∀・)「まずい、寒くなってきた」

 大量の水が冷たい空気と共に、体力と気力を奪い。
 だというのに、体の芯は熱がこもる。

川 ゚ -゚)「降参したらどうかね?」

 バズーカを回避しながら逃げ込んだ空き部屋は、すでに水が溢れていた。
 濡れたコンクリートに足をとられ、転びながら弾切れのガトリングを捨てる。
 初期装備のライフルで応射するが、スタミナも、威力も、歴然とした差がついていた。


129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:37:21.73 ID:vL/BDT8lP

 彼女のシールドを掻い潜るには、彼女の反射神経以上の初速が必要となる。
 支給品のライフルでは、あまりに遅い。
 なにより放水する量が圧倒的に違う。

川 ゚ -゚)「さようなら中尉 ヴァルハラで会おう。さようなら さようなら 中尉」

 モララーは完全に追い詰められた。
 そう、ライフルしか持っていないのならば。

(; ∀ )「ハハッ魔弾の射手はまだ生きてるぜ」

 叫びながらモララーがライフルを投げつけ、秘密兵器を取り出す。
 背中に隠したソレは、本来ロマネスクの手にあるべきもの。
 ブーンが奪取し、モララーに渡したもの。

川;゚ -゚)「なっ! まだ持っていたのか!」

 超高水圧狙撃銃。
 その威力は、クーのシールドをかろうじて避け、直撃する。

川; - )「ぐうっ」


 だが、




130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:37:58.39 ID:eEaHCflw0
 


(;・∀・)「いけるか!?」



 だが、それまでだった。



川; ー )ニヤリ





131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:38:19.35 ID:praETAvV0
この学生たち金持ちすぎワロスwww
支援


133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:39:39.65 ID:vL/BDT8lP
 
川; ー )「モララー。よくやった褒めてやる」

 冷たい風が窓から入り暴れる中、彼女は不敵に笑っていた。

(;・∀・)「形勢が覆って、何故笑う?」

 モララーはTシャツをジップロックで封印していた。
 それはどこに隠したか?
 このゲームの本来の勝利方法とはなにか?

川; ー )「これはなにかな?」

(;・∀・)「しまっ!」

 ガトリングガンの弾薬庫と、背中の間の完璧なスペース。
 否、バックパックを脱ぎ捨てなければ完璧だったもの。
 それが今、彼女の手にある。

川 ゚ -゚)「残念だったな、モララー。ヴァルハラで会おう」

(*゚∀゚)『モララーあうとー』


134 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:40:00.38 ID:eEaHCflw0
 
 ガクリとうな垂れるモララー。
 その姿は、勝てると見込んだ勝負に負けた悔しさが浮かんでいる。

( ・∀・)「ちっくしょう。だが、忘れてるぜ?」

 いや、違う。

川 ゚ -゚)「なんだと?」

 彼は最後まで耐えることができなかった自分の不甲斐なさを悔やんでいた。

( ・∀・)「ブーンはどこだ?」

川;゚ -゚)「なっ! あいつ!? 狙撃を狙っていたんじゃないのか?」

( ・∀・)「狙撃銃はここにあるがな」

 このゲームの本来の勝利方法とはなにか?

川;゚ -゚)「しまった! お前たちの狙いは!?」

 Tシャツに、塗料を含んだ水を掛けること。


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:41:15.01 ID:vL/BDT8lP
 
 - 中間発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
( ^ω^):? 川;゚ -゚):中央管理棟二階

◇でっど◇
  _
( ゚∀゚)(´・ω・`)('A`)(*゚∀゚)lw´‐ _‐ノv( ・∀・)
( ФωФ)※審判



137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:41:59.59 ID:eEaHCflw0
 
 ブーンの特技はパルクールだけではない。
 なぜ、鍵が掛かっているだろう監視室に入ることができたのか?
 そもそも、この廃墟になぜ侵入できているのか?

川;゚ -゚)「そういうことか!」

 本来、廃墟とは不良など侵入者の絶えない場所である。
 そのため、多くの廃墟はそういった者達を防ぐ目的で鍵が掛けられていることが多い。
 逆にそういった防止策が練られていない廃墟は、野生の先輩方やヤの付く自営業が占拠してしまう。

川;゚ -゚)「くそっ! やめろブーン!」

 ブーンのもう一つの特技があって、初めてこの舞台は成立する。
 その特技とはつまり、

( ^ω^)「開いた!」

 ピッキング、つまり、金庫破り。

(*゚∀゚)『クーあうとー。優勝者はブーン!』

川;゚ -゚)「なん……だとっ……?」

 ついにデンドロの圧倒的戦力を破り、ゲームを制したのはブーン。

(:::::::::)「待ちなさい!」

 かに見えた。


138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:42:53.13 ID:vL/BDT8lP
 
ξ゚⊿゚)ξ「私を忘れてもらっちゃ困るわ」

 全員が忘れていただろう存在。
 彼女は、ずっとこのときを待っていたのだ。

( ^ω^)「あ」

ξ゚⊿゚)ξ「一応、できる妨害はしたけど。デンドロが勝っちゃうんじゃないかって、ひやひやしたんだから」

 隠れていたことに気づく者がいるはずがない。
 彼女は開始直後にエリア外に逃走していたのだ。
 隠し持っていたPCから監視カメラをクラッキングし、一時停止した上で。

(;^ω^)「そ、その手に持っているのは!?」

ξ゚⊿゚)ξ「これ? あんた地面に埋めたわね? 掘り返すのも一苦労だったわ」

 ブーンのTシャツの隠し場所。
 それは倉庫脇に、事前にビニールシートを使った落とし穴を作っていたのだ。
 Tシャツを上に置き、ビニールシートをひっくり返せばTシャツを掘り返すのが難しくなる。

ξ゚ー゚)ξ「じゃあね。私の勝ちよ」

 その土で汚れたTシャツに、ツンの拳銃から水がこぼれる。

(*゚∀゚)『訂正しまーす。ブーンあうと! 優勝者はツン!』


139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:43:09.30 ID:eEaHCflw0
 
 - 最終発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
ξ゚⊿゚)ξ

◇でっど◇
  _
( ゚∀゚)(´・ω・`)(;'A`)lw´‐ _‐ノv
( ・∀・)( ^ω^)川 ゚ -゚)
( ФωФ)※審判

>じ・えんど? のー!



141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:44:43.78 ID:eEaHCflw0
 
 ついに終幕を迎えた監視室に、全員が集まっていた。
 優勝賞品は、ロマ秘蔵の焼酎。紅珊瑚。
 元より、蛇足のようなものであったが、形式的に渡される。

(´・ω・`)「まさか、ツンが勝つとはね」

( ・∀・)「ああ、意外だった。っていうか、ブーンが忘れてることも」

(;^ω^)「え? 皆気づいてたのかお? あと、ショボン服着ろ」

( ФωФ)「まあ、我輩は審判であったからな。最初から気づいていたである」

(*゚∀゚)「っていうか、忘れるってひどくない?」

(;^ω^)「いや、デンドロに夢中だったお」

川 ゚ -゚)「だから、大きくツンと書いただろうに」

ξ゚⊿゚)ξ「そういう意味だったの?」

lw´‐ _‐ノv「うおー、回るー回るーよ時代は回るー」

( ・∀・)「誰だ下戸のシューちゃんに、飲ませたの」


142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:45:01.04 ID:gzsUeLrL0
ツンせこいwwwwww


143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:46:13.02 ID:praETAvV0
イカサマすれすれはイカサマではない…いい言葉だな


144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:46:14.55 ID:eEaHCflw0
 
 暖房の前に集まり、毛布に包まる。
 既に暖まった者たちや、被弾の少ない者は宴会の準備を始めていた。
  _
(||!゚∀゚)「おえー、リバースするー」

( ^ω^)「はいはい、外で吐くおー」

(;'A`)「あ、そうだ。ツンちゃん、どこにTシャツ隠してたの?」

ξ゚⊿゚)ξ「え? ずっと持ってたわよ、ここに」

 そう言って出したTシャツに、ドクオの拳銃から水が掛かった。

(´・ω・`)「え?」

( ・∀・)「は?」

('A`)「はい、俺の勝ち。俺の着てるTシャツよく見てみ」

(*゚∀゚)「ト゚クオだとおおおお!?」

( ФωФ)「なんと読むのであるか?wwwwww」

('A`)「本物は最初から、監視室にある俺の鞄の中だ。じゃ、紅珊瑚は貰っていくぜ」

ξ;゚⊿゚)ξ「え? ええええええええ!?」


146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:48:13.29 ID:eEaHCflw0
 
 かくして、戦いは終わり

(´・ω・`)「はーい、ピザポテ開けるよー」

('A`)「ショボン服着ろ」

( ・∀・)「ほしい! 酒飲めないんだから、せめてお菓子くれ!」

川 ゚ -゚)「あーデンドロどうしよう」

ξ゚⊿゚)ξ「後日ここで修理して、それまで放置でいいんじゃない?」

( ^ω^)「ていうか、皆最後に小細工しすぎだお、前も優勝者が二転三転した覚えが……」

( ФωФ)「おお、この酒旨いである。誰のであるか?」

(;・∀・)「俺の、ってうわあああ! あんまり飲むなっていったじゃん! 高いんだぞそれ!」

( ^ω^)「まあ、まあ、僕らはコーラ飲むお。飲酒運転はダメだお」

(;・∀・)「いや、そうじゃなくて俺のポートエレンが」

lw´‐ _‐ノvくーくー

 その残り香を残すことなく、彼らは酒盛りに明け暮れる。


147 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:48:24.74 ID:G7k84ccJO
なにこれおもしろい


149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:51:19.62 ID:praETAvV0
ポートエレンなんてどっから持ってきたwww
支援


148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:50:14.58 ID:eEaHCflw0
 
 今はタダひたすらに騒ぎ、傷を癒す。
  _
( ゚∀゚)「復活! 飲むぜー」

( ^ω^)「さっき吐いたんだから、ちっとは自重しろおー」

('A`)「お、紅珊瑚旨い。黒糖焼酎初めて飲んだけど飲みやすいな」
  _
( ゚∀゚)「ワイルドターキーあるじゃん! 誰の!?」

( ФωФ)「さっき酒屋で買ってきたである」
  _
( ゚∀゚)「代金後払いで!」

lw´‐ _‐ノvにゅにゃー

( ・∀・)「はい、シューちゃん起きてー足痺れてきた」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、ベネディクティンあるじゃない! ブランデーある?」

( ・∀・)「ショボンのコルドンブルーならあるよ」

(´・ω・`)「コニャックをカクテルに使うなああああ!」


150 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:51:36.73 ID:eEaHCflw0
  _
( *゚∀゚)「ジョルジュ長岡! 脱ぎまーす!」

川 ゚ -゚)「ワインはー」

('A`)「あんたは運転手組でしょ。飲むなって」

川 ゚ -゚)「つまり、今日はここで泊まる……と?」

lw´‐ _‐ノv「ふおおおい、うにゃにゃー!」

ξ゚⊿゚)ξ「あ、ちょっとベネディクティン多すぎた」

(´・ω・`)「コニャック増やすなって、ぶちころすぞ」

ξ゚⊿゚)ξ「おいしー我ながらよく出来たわ」

( ^ω^)「次なにやるんだお? もっかい水鉄砲?」

( ・∀・)「あーケイドロとかやってみない? 次の水鉄砲は夏がいいな。寒い」

川 ゚ -゚)「ふむ、いい廃墟も見つかったしな」

(´・ω・`)「僕は出来れば、無双が出来ないほうがいいな」

 次の戦いを望みながら……


151 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:52:56.78 ID:eEaHCflw0
 



( ・∀・)「ま、色々考えるのは後日で、今は騒ぎますか!」


                    _
                  ( ゚∀゚)   (゚∀゚*)

            lw´‐ _‐ノv           (ФωФ )

         ξ゚⊿゚)ξ  「「「「「りょーかい!!」」」」」  (^ω^ )

              川 ゚ -゚)           ('A`)

                     (´・ω・`)




153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:57:27.68 ID:vL/BDT8lP
 
 - 最終発表 -

◎すてーじ◎
廃工場

◆あらいぶ◆
('A`)

◇でっど◇
  _
( ゚∀゚)(´・ω・`)川 ゚ -゚)lw´‐ _‐ノv
( ・∀・)( ^ω^)ξ゚⊿゚)ξ
( ФωФ)※審判

>えくせれんと!


 ( ・∀・)たちは水鉄砲を謳歌するようです



                     - おわり -




154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:58:55.43 ID:praETAvV0
乙乙
このメンバーでぜひ次回作も書いてほしいが読み切りか…


155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:59:17.28 ID:gzsUeLrL0
>>1乙!すんげえ面白かったよ
過去作とか有るなら教えてください><


156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 01:59:26.33 ID:Rx3lEZWL0


157 :◆xmNFXyaAwA:2010/02/15(月) 02:05:25.12 ID:vL/BDT8lP
はい、皆様お疲れ様でした
デンドロや乳母車はまだしも、他はリアリティというか実際にありそうなgdgd感を意識しました
あとは台詞のみの台詞系形式と、地の文が多い小説形式の混合スタイル

>>154
気が向いたら、廃墟でケイドロとか無人島鬼ごっことか
子供がやりたいけどできない、大人げない、下らない、金掛けすぎ、そんな内容でまた書きたいですね
ケイドロとか赤外線センサーや、遠隔操作シャッターで廃墟を迷路にしたり

>>155
トリップでググれ


158 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 02:15:00.19 ID:4FJ/J9F4O
サバイバーっぽいな。
こういうの目茶苦茶好きだ。乙!!


159 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 02:21:46.14 ID:djRojN9k0
おつおつ


160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/02/15(月) 02:35:33.26 ID:4j7KVyjd0
>>1


ニュース速報@VIP板 ( ・∀・)たちは水鉄砲を謳歌するようです
http://yutori7.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1266155488/l50

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    魔将様サヨナラ弾キタ━(゚∀゚)━!

    6/18
    自分(達)がどんなに良いと感じていても、全ての人が同じように受け止めるとは限らないんだよねぇ。

    6/17
    暑いのは割と大丈夫ですが、エアコンをガンガン利かせた部屋との温度差で死にそうです。
    皆様も体調にはどうかお気をつけてください。

    5/31
    マユミ・マユミとかタマキ・タマキって書くと、富野アニメに出てきそうなキャラクターっぽくなるよね。どうでもいいけど。

    5/31 午前
    過去記事再編集のため、一時閲覧できなくなったかもしれません。ごめんなさい。

    ( ^ω^)系やSSの長編・連載物をどこで分割しようか非常に悩んでます。どう編集するのがベストなんだ…

    5/28
    本格的に
    ネタが
    ない


    今週は2chの巡回をあまりしなかったから仕方ない。この土日はサイドバー整理に費やそうそうしよう。

    5/28
    家を出る直前になってサイドバーのopen/closeがきちんと機能してないのに気付いたよ… 帰ったら修正します。

    5/27
    なんかお茶犬みたいな配色になった。

    5/24
    テンプレの配色をどうすべきか・・・半年やってんのに未だに悩み中。

    5/21
    短レスの
    ネタが
    無い


    5/18
    大矢監督辞任・・・お疲れ様でした。

    5/17
    5月の検索キーワード1位が「おこられサロン」です。訳がわからん。

    5/16
    すぺしゃるさんくすの使い方ってあれでいいんだろうか。英語が苦手すぎて自信がない。

    5/13
    何もしないでボーっとしてたら5月になってた。死にたい。

    これから数日かけてリンクの整理やら改装やらをしたい。更新はちびちびと。


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    都合により「web拍手」を一度リセットしました。これまで記事全体で278拍手、ブログとしては32拍手頂きました。ありがとうございます。

    ・・・って、本来なら自分ではなく2ちゃんねるに書き込みされた方々が受け取るべき拍手なんですけど。

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